平成から令和への旅(伊予鉄道市内電車)
道後温泉を堪能した翌日はいよい平成最後の日となった。昭和最後の日は朝、会社に着くと昭和天皇崩御の知らせがあり、国民は終日喪に服することになった。私の会社でも営業活動が自粛され、社内で静かに業務にあたった。今回は生前退位となったことから、喪に服することはなくお祭りムードだ。日本人にとって天皇は象徴としての特別な存在であり、また元号は時代や文化を映す切っても切れない制度であり、それらが突然変わってしまうことは社会生活にも大きな影響があるから、今回のような生前退位は望ましいと思う。一方今回の退位により、天皇誕生日と同じだった私の誕生日が、今後は平日となってしまうのでちょっと残念でもある。
それはともかく平成最後の日は伊予鉄の市内電車に乗りに行くことにした。市内電車の南堀端電停は三方向に分岐するデルタ線になっているのだが、そのうち直進する部分の乗車があいまいだったので、平成のうちに区切りをつけておくため乗りに行くことにしたのである。
道後温泉駅6時04分発の電車でまず松山市駅に向かう。駅前には坊っちゃん列車が停めてあった。外見はミニSLだがディーゼルエンジンで動くSLもどき車両だ。運行は10時頃からなのでその時間までは展示を兼ねて留置しているのだろう。早朝にもかかわらず写真を撮っている人が多い。私も写真を撮って、それをツイッターにアップしてみたら、すぐに伊予鉄道からイイねをいただいた。担当者がツイッターを常にウォッチしているようだ。
みかん色をした新型の低床車両に乗り、まず松山市駅に向かう。終点の一つ手前が南堀端で、ここをまず左折する。この分岐は乗ったことがある。6時24分松山市駅に着き、今度は6時38分発の本町6丁目行きに乗車し、再び南堀端電停を左折する。この左分岐にも乗ったことがある。
6時43分、本町1丁目電停で下車し、西堀端電停まで歩く。西堀端電停は前は本町1丁目電停を名乗っていたのだが、道路信号2つ分ほどの距離があり、同一駅名にしては離れすぎているので、最近名前を変えて別の電停になった。
西堀端電停6時48分発の道後温泉行きに乗り南堀端電停を直進する。この直進する区間の乗車の記憶があいまいだったので乗りに来たわけだが、それを平成のうちにクリアできたのは私にとっては意義のあることだ。
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