近鉄鮮魚列車ツアー(おおさか東線)
これから乗るおおさか東線は城東貨物線を旅客線化したもので、淀川にかかる人道併用橋(赤川仮橋)が閉鎖されることをかつてお伝えしたが、その橋が複線に改修され、今回の路線の一部になっている。既に久宝寺・放出間は2008年に開通しており、今回の新大阪・放出間はその残りの区間となる。
新大阪駅2番線に停車中の車両は201系で、JR西日本は分割民営化から30年以上も経つのに未だに国鉄時代の車両を使っている。
初乗りの客や鉄道ファンで、立ち客も出る混雑ぶりである。今回の開業区間では新駅が4つ設置されたが、それらの駅は後で見学するとして、とりあえず放出まで乗り通してみる。乗車したのは13時56分発久宝寺行き普通列車である。
まず東海道線を京都方面に進み、東淀川駅を過ぎてから、東海道線を渡り越し、最初の停車駅南吹田に止まる。そこを発車すると左手からは吹田操車場からの線が合流してきた。これが本来の城東貨物線である。今回の開通区間の内、新大阪からここまで区間は城東貨物線の転用ではなく、純粋に新線区間である。
ここから先が城東貨物線の転用区間となり、バラストや線路脇のフェンスや駅ホームなどは新しいが、沿線の風景は古びた街並みとなっていて好対照だ。
JR淡路、城北公園通、JR野江と過ぎ、鴫野の手前で学研都市線に合流する。ここから隣の放出までは複々線区間となる。鴫野駅は線路別複線で、次の放出では方向別複線になる。
放出には14時12分に到着し、これで新線乗車は完了した。
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