札幌市営地下鉄と大井川鉄道の旅(ディーゼルカー+電車)
小樽7時33分発の列車で札幌に向かう。これから乗るのは全国でもここしかないディーゼルカーと電車の混血編成なのだ。かつて東北本線で客車とディーゼルカーの混血編成はあったが、動力装置が違う車両が1本で運転されているのは今はここだけだ。 一般的に電車とディーゼルカーとでは連結器の形式が違いそもそも連結できないのだが、電車のモーターとディーゼルカーのエンジンを同時に制御する技術や設備が必要なこと、ディーゼルカーの加速を電車並みにする必要があることなど技術的に克服することが多い割りに、活用の場が少なく、JR北海道でも朝の1本だけそういった運行を行なっているという非効率さなのだ。
まず倶知安始発のディーゼルカーが余市方から7時22分に入線する。
作業員が2人待機しており、いったんディーゼルカーのドアを閉めた後、続いて回送電車が札幌方からやってきて連結を行う。
連結にあたり特殊なジャンパ線を使用していた。これがないと総括制御できないのだろう。
連結作業を見届けて、後部に連結されているディーゼルカーに乗り込む。発車の加速は電車並みで、エンジン音はなかなかであった。
この日は日曜の朝で客は少ないが、平日は連結が必要なだけの需要があるのだろうか。海岸線を眺めながら進む。
列車自体は苫小牧まで行くが、ディーゼルカーの部分は札幌で切り離しとなる。
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