札幌市営地下鉄と大井川鉄道の旅(防災訓練2)
車両基地内での防災諸設備体験が終わり、次は火災が発生したとの想定で訓練となる。車両基地の出入り口にはシャッターが設けられ、外界と隔離された空間になっているのも珍しい。列車は車両基地を出て、行きにいったん停車したひばりが丘駅裏手の位置に移動し停車する。ここには相対式の簡易ホームがある。
ここで火災が発生したとの想定で車両の外に避難する訓練となる。railwayさんと私は負傷者役を演じることになり、「負傷者」と大きく書かれたチョッキを着ることになった。railwayさんはさらに三角巾をさせられ腕を骨折した役を演じている。列車指令の指示に基づき、乗客が避難梯子を設置し、そこから順番に下車する。私は負傷者なので介護役の乗客に抱えられたフリをしながら降りる。
列車を降りた位置で一同が待機していると、消防、警察、交通局からなる応援隊が現れ、我々を誘導し、簡易ホームから通じているひばりが丘駅ホームに出て訓練は終了した。
コンコースに参加者全員と消防、警察、交通局の関係者が集合し、交通局の責任者のあいさつや市議会議員の紹介などを経て散会となった。
避難梯子の設置方法で疑問を感じたり、また実際に煙や炎が見えたりすると我先に行動する人が出て、全員がどれだけ冷静な対応ができるか疑問の部分もあるが、訓練であっても一連の流れを知っているかいないかでは、有事の際の冷静さに差があるはずだから、一度参加してみる価値はあるだろう。
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