東奔西走乗り鉄の旅(福知山駅構内渡り線)
豊岡駅の渡り線を乗り終え、次の目的の福知山駅渡り線である。現在最後部の車両が宮津でスイッチバックして先頭車両になるのであらかじめ移動しておく。水戸岡鋭治デザインの車両で運転席後部がフリースペースになっている。
最初の停車駅久美浜からは特急として運転される。5分ほど停車時間があったので降りてみる。黒い瓦屋根の重厚な駅舎だった。
与謝野駅手前では、遊歩道になった加悦鉄道の廃線跡が近づいてくる。加悦鉄道は種村直樹さんが日本の鉄道全線を完乗した線として知られ、私は1984年に乗車したが翌1985年に廃止された。
その与謝野駅は国鉄時代は丹後山田と名乗っていたが、北近畿タンゴ鉄道になってから野田川駅と名前を変え、その後ウィラートラベルの傘下に入り京都丹後鉄道となった時に現在の駅名になり、鉄道会社が変わるたびに駅名が変わるという珍しい駅だ。
与謝野駅を発車すると車掌が血相を変えて業務用携帯電話で列車司令と通話を始めた。この車両の車掌室はオープンな構造になっていて通話がそのまま聞こえる。どうやら与謝野駅の丹後大宮方の踏切に老女がいて今にも飛び込みそうな思い詰めた顔色だったので後続の列車に注意を呼びかける内容だった。乗務員はこういうことにも気を配っているようだ。
宮津で方向転換するとともに乗務員も交代した。接続列車の遅れにより3分遅れで発車したが福知山の到着は定時予定と放送している。宮津から福知山までの区間は1988年の開業でトンネルが多い。トンネル内でも霧が発生しており視界がかなり悪かったのには驚いた。
福知山が近づくとJRの線路が寄り添ってきて、ポイントを渡るとJRの1番線に入った。これで今日2つ目の目的をクリアした。
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