東奔西走乗り鉄の旅(仙台埠頭駅)
今回の参加者は30名で女性は1名だけで、いかにも乗り鉄の中の乗り鉄といった感じの男性がほとんどだ。秋田港でご一緒したTさんもいらっしゃった。バスは短時間の乗車にもかかわらずわざわざ席割りが決まっていて、私の隣はマッチョな体型の撮り鉄の人だった。鉄道好きの人でこういった筋肉質の人は珍しい。
楽天スタジアムの脇を通り、仙台貨物ターミナルを超えて臨海部へと向かう。先日北海道に行った時に通った道を走り、ちょっと懐かしくなるのもつかの間、これから乗る予定の仙台港駅の脇を通り、9時前に仙台埠頭駅に着いた。臨時列車の発車は10時なのでまだ1時間ほどある。この時間帯を利用して撮影タイムとなる。
列車はすでに入線していて、みのりというリゾート列車で3両編成だ。前にさえぎるものがなく順光なのでいい写真が撮れそうだ。
この貨物駅では鉄道レールの積み込みが行われるらしくチキというレール運搬用貨車が留置してあり、その脇にはレールが野ざらしになっていた。
列車には我々乗り鉄の他に、クルーズ船飛鳥IIの客も乗るのだがそれらしき客はまだ来ていない。そもそもこの貨物駅の近くに飛鳥IIが停泊している気配すらない。
写真撮影タイムが終わり、9時20分列車へ乗り込む。ホームは秋田港の時とは異なり仮設だ。添乗員に続いてホームを進んでいくと報道陣と法被を着た観光協会らしき人が待ち受けていて、カメラの放列や拍手と歓声の突然の大歓迎を受け、困惑しながら、しかし私もしっかりと手を振り返し笑顔で列車に乗り込んだ。テレビカメラも回っていたから、この日の仙台ローカルのニュースでは私が放映されていたに違いない。大歓迎の理由は、この列車が仙台港に立ち寄るクルーズ船の客をおもてなしするためにわざわざ貨物線を使ってまで運行された特別な列車で、しかも今日が運行初日だからだ。せっかくならクルーズ船の客を先に乗せた方が絵になったと思うが、我々乗り鉄軍団を撮影していた。
« 東奔西走乗り鉄の旅(仙台まで) | トップページ | 東奔西走乗り鉄の旅(みのり号) »
「旅日記」カテゴリの記事
- 新潟車両センター乗り入れの旅(大宮横丁)(2023.11.28)
コメント