秋田港クルーズ列車の旅(男鹿線ACCUM)
追分で男鹿線に乗り換えたのは、昨年からバッテリーで走るACCUM(アキュム)という電車が運転されていて、それに乗ろうと思っているからだ。この車両は電化区間ではパンタグラフで集電する普通の電車なのだが、非電化区間になるとバッテリーに蓄えた電力で走行するエコな電車なのだ。同様の車両は烏山線でも運転されているが、あちらは直流でこちらは交流になっている。
追分発の9時10分の列車に乗る。2両編成で1両は赤、もう1両は青に塗装されている。車内は日曜だというのに学生の利用者が多く、立ち客も出る混み具合だ。私は運転席後ろから立って前方を眺めることにした。
バッテリーで走るが、基本的な走行の仕組みは電車と同じで乗っている限りは電車との違いは分からない。
車端部には動力の利用のされ方が表示されるディスプレイがあり、加速時にはバッテリーから放電され、ブレーキがかかると回生ブレーキによりバッテリーに充電される仕組みになっている。動力とは別にエアコンや車内照明などの電力はバッテリーから賄うから、鉄道車両とはいえ、追分から男鹿まで40分程度はかかるから大容量のバッテリーが必要だろう。
電車なのでディーゼル車より静かな走行音なのだが、逆に線路の継ぎ目の音が大きく響いている。
男鹿線は鉄道防風林に囲まれたところを走り、景色があまり楽しめないが、そんなところを走り、9時49分終点の男鹿駅に到着した。
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