秋田港クルーズ列車の旅(こまち30号)
秋田駅でお弁当やビールを買い込み、こまち30号に乗り込む。今回は株主優待券を利用してグリーン車に乗ることにしている。
こまちのグリーン車は横に4人掛けになっているが、車体幅が狭いので、同じに4人掛けのはやぶさなどと比べるとシートが狭く見劣りする。しかし出入り口近くの席だけは横に2列の配置になっている。シート自体は他の席と同じだが、隣に誰も座ってこないので狭いながらもゆったりできる。私は予め席番を調べておき、この席を指定しておいた。
15時09分定刻に発車する。次の大曲で進行方向が変わるので、最初は後ろ向きでスタートする。
まだ夕食には早いがお昼は軽くしか食べていないので発車とともに食べ始めた。お弁当は秋田の牛めし弁当で、「秋田駅とともに百余年」「創業以来変わらぬ味」のキャッチコピーが付いている伝統駅弁のようだ。一方ビールは北海道命名150周年記念のサッポロビールで北海道新幹線H5系のデザインだ。
前から不思議に思っているのだが、他の都府県では都府県を外しても違和感がないのに、北海道だけは道を外し「北海」という言い方をしないのはなぜだろう。「理科」も同じだ。
大曲に着く頃には駅弁を食べ終え、ビールのせいで早くも睡眠モードに入ってきた。陽が差し込むので、乗り鉄の私でもカーテンを閉める。
こまちは盛岡までは在来線の線路を走るので景色も間近に見えて、旅情に富んでいる。
盛岡で東北新幹線に合流する。ここは高崎での北陸新幹線とは違い、立体交差ではなく平面交差で合流する。
その後車内販売が回ってきたらアイスクリームを食べたくなった。とちおとめのアイスクリームでを選ぶ。カチカチに凍っていて新幹線ならではだ。いちごの味を楽しみながら、食べ終えるといつのまにか居眠りをして、仙台を過ぎていた。
これで「秋田港クルーズ列車の旅」を終わります。
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