秋田港クルーズ列車の旅(夕張支線往路)
新夕張に着き、ここから先の区間がいわゆる夕張支線となり来年3月で廃止される区間になる。三江線には廃止の7ヶ月ほど前に乗ったが、車両を増結するほどの混雑ぶりだったが、夕張行きはほとんどガラガラだ。同じ廃止予定線でもこうも違うものなのだろうか。廃線を惜しむファンなどでかなり混んでいるのではないかと予想してきた私は拍子抜けした。
新夕張を発車して、左に分岐し、夕張支線に入る。東京は台風の接近で雨模様のはずだがこちらは爽やかな天気だ。沿線はのどかで、宮脇さんが乗った時に感じられた衰退感や斜陽感はない。
列車は緩やかな上り勾配を進み、途中駅ではわずかながら地元客が乗ってきて、終点夕張には8時17分に到着した。
夕張駅はホーム1面のみで駅舎はあるが無人駅となっている。途中駅から乗ってきた地元の人は皆、駅前で待機していたワゴン車に乗ってどこかへ行ってしまった。どこかの作業所にでも行く感じの人たちだ。
待合室の床には線路が描かれていた。
この列車は8分の停車で折り返す。もう少し滞在時間が欲しい気持ちもあるが、駅自体は昨年の北海道旅行の時にも車で訪れているので雰囲気は分かっている。
帰りは5人ほどの客を乗せて出発した。地元の客はおらず夕張支線に乗りに来た人が折り返しただけだった。
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