秋田港クルーズ列車の旅(ANA077便)
今回の旅は7月27日から29日の3日間を予定しており、初日は苫小牧への移動、2日目は来年3月で廃止が決まっている夕張支線の乗車、秘境駅小幌駅訪問、3日目がメインイベントの秋田港クルーズ列車の乗車を予定にしている。初日は会社を半日ほどで退社しいったん家に帰ってから羽田空港に向かった。
空港には17時20分に到着。乗るのは19時ちょうど発のANA077便新千歳空港行きなので少し時間がある。ターミナルビル内で空弁(そらべん)を購入。駅で売っているのが駅弁で、空港で売っているのが空弁で、空弁のほうが駅弁より小ぶりなものが多い。私は焼き鯖寿司とひとくちおこわの二つを購入した。鉄道の駅弁で一人で2個買うのはあまりないことだが、空弁は小ぶりなので2個でも平気そうだ。
搭乗手続きを済ませ、保安検査場を抜けゴールドカード会員用のラウンジでしばらく休憩する。前回もラウンジ利用の際に疑問に思ったのだがゴールドカードの提示を求められるのは当然として、飛行機の搭乗券の提示まで求めるのはなぜだろう。保安検査場を抜けた人で搭乗券を持たない人がいるのだろうか。
それはともかくゴールドカード会員用のラウンジは2つあり、今回は北海道便なので北ウイングにあるラウンジが便利なのだが、前に利用したことがあるので南ウイングにあるラウンジを利用してみた。窓に向かって座る席、大きなテーブル席、ソファー席などがあり、8割方埋まっており盛況だ。出発の30分ほど前にラウンジを出て搭乗口に向かった。
機種はボーイング777で、通路が2本あり、横に10人が並んで座れる大型機だ。私は後ろから2列目の窓側の席を予約してある。夏休み中ということもあり観光客の利用が多い。日没を過ぎ、日も暮れた空港をC滑走路から離陸し、ディズニーリゾートを下に見ながら高度を上げていく。西の空にはかすかに夕焼けが見える。
この日は台風が接近してきていて、その影響で機体が小刻みにかなり揺れる。私が今まで乗った飛行機の中でも揺れが大きい部類に属すると思う。そういう揺れにもかかわらず、ベルト着用サインが消え、ドリンクサービスが始まった。
私は空港で買い求めた空弁で夕食とする。まず福井の焼き鯖寿司617円だ。飛行機で弁当を食べるのは初めてだ。それとビールも一緒だ。気圧の影響かプルタブを押し込んでも缶がへこむだけでスムーズに開かない。ビールが吹き出さないようにハンカチで押さえながら慎重に開缶した。
飛行機のシートはかなり狭く、鉄道のようにゆったりとはいかないので、隣の人に肘がぶつからないように体を縮めながら食べる。お弁当自体は脂の乗ったサバでおいしかったが、空弁は意外に食べにくいもので、もう1個用意してあった空弁は遠慮した。
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