SL大樹と栃木県渡り線の旅(機回し)
鬼怒川温泉駅に到着した大樹はここで機回しと転車作業を行う。下今市駅は側線もあるので作業には時間的にもスペース的にも余裕がありそうだが、鬼怒川温泉駅は転車台は新設されたが側線はないので、通常の運行ダイヤの合間を縫っての作業になる。
鬼怒川温泉駅は2面4線で1番線は行き止まり式になっていて特急用ホームになっている。2番線から4番線が下今市方面、会津田島方面行きホームになっている。
SL大樹はまず3番線に停車した後、蒸気機関車だけが切り離され、会津田島方の本線上で待機する。
その後2番線にバックで入り、いったん停車した後、今度は下今市方の本線まで進み、そこから転車台に入る。
転車台は駅前広場に新設され、誰でもその様子を見られるようになっている。
蒸気機関車が転車台で回転している間にディーゼル機関車の機回しが行われ会津田島方に連結される。
そして蒸気機関車はまた下今市方の本線に進み、バックで客車に連結されるという複雑な工程になっている。
機関車が2両あるので機回しも2回あり、しかも1台は蒸気機関車なので転車台で回転させないといけないのだ。結構手間がかかる作業だが、転車台の様子を駅前広場で眺められる趣向はすばらしい。
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