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2018年3月11日 (日)

釧路市立博物館簡易軌道展訪問の旅(釧路市立博物館2)

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 今回の映像は6種類あり、「子牛誕生(1967年)」「レンズの記録(2003年)」「現代の記録 原野(1963年)」「日本の素顔 D階層(1962年)」「わが思い出の鉄路(1987年)」「新日本紀行 根室(1964年)」の順に行われる。NHK釧路放送局所蔵の映像だ。この中で一番気になるのは「わが思い出の鉄路」だ。これだけが鉄道に内容を絞ってあるから、道東の鉄道や簡易軌道の貴重な映像を見られるかもしれない。

 まず10時に始まる「子牛誕生」を見る。昭和42年の芸州祭参加作品だ。道東の酪農家の1年を取材したもので、夫に先立たれ、女手一つで3頭の乳牛の飼育と子育てに取り組む女性が紹介されている。乳牛となるメスの子牛が生まれることを願うのだが、産まれるのはいつもオス牛で、いっこうに生活が楽にならず、必至に開拓に取り組む様子が描かれていた。生まれたばかりのオス牛を屠殺場に連れていくシーンは胸が詰まる思いがした。

 「現代の記録 原野」「日本の姿 D階層」も道東開拓の過酷さを伝えていた。新天地での生活を夢見て入植して来たが、泥炭地で滋味に乏しい道東は農業には向かず、酪農に転身するのだが、それも厳しく借金だけが増えていく人々(D階層)が描かれていて、最終的には酪農さえあきらめる人も多くいたようだ。開拓がこんなに過酷とは恥ずかしながら知らなかった。多くの人が夢破れて、入植を途中であきらめたようだ。北海道を旅して広大な大地を見ては感動しているし、牧場を見かけたりするとうらやましく思ったりするが、申し訳ない気がした。映像の時代から50年ほど経過したが、今はどんな状況だろうか。

 一方、期待外れだったのが、「わが思い出の鉄路」だ。内容的には釧路鉄道、浜中村営簡易軌道、鶴居町営簡易軌道、丸瀬布森林鉄道、十勝鉄道、雄別鉄道などを取り上げていたて古い貴重な映像もあるが単なる紹介の域を出ておらず内容も軽い感じだ。私はタイトルから判断してこれが一番面白いのではないかと期待していたが、見なかったとしても後悔はない番組だった。

 それはともかく、開拓の厳しさを知ることができる「子牛誕生」「現代の記録 原野」「日本の素顔 D階層」は一度機会があればご覧になることをおすすめしたいし、はるばる釧路までやって来てこの展示や映像を見られたことは大いに意義があった。

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