大宮中央デパート閉店
大宮駅東口にある「大宮中央デパート」が先月閉店になりました。1966年の開業なのでもう50年も経ちます。
大宮中央デパートはデパートは言いながらいわゆる百貨店とは異なり、今で言うと複合商業ビルという感じで、1つのビルの中で複数のテナントが営業している形態です。最近はパチンコ店や居酒屋などが中心になりましたが、その昔は服飾、化粧品、スーパー、飲食店、書籍、電気製品など一通りのお店がそろっていました。
私が小学校の頃は夏休みになると映画の上映もやっていました。祖母に連れられ、ウルトラマンやウルトラセブンなどを見ました。上層階のフロアーの一角を暗幕で仕切り、椅子はなく、床にゴザが敷かれ、その上で見ました。
中学校になり塾通いを始めた私は行き帰りにここに立ち寄り、3階にあった「王様のアイデア」をのぞくのが楽しみでした。「王様のアイデア」は生活雑貨のアイデア商品を販売するお店で、商品がショーウインドウに入っているのが特徴でした。売っていた商品で記憶に残っているのは安眠マスクや空気枕、オペラグラスなどですが、今で言う100円ショップよりは高い値段ですが、それでもこんなものがこんな安い値段で買えるのかという驚きがありました。
今となっては昭和レトロなビルになっていまい、私も最近はここの最上階にある居酒屋くらいしか利用しませんでしたが、独特の存在感があるデパートでした。
このビルは今後取り壊され、18階建てのビルに生まれ変わるようで、その時が楽しみです。
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