「新緑の道東鉄路 歴史探訪2日間」の旅(第7茶路川橋りょう)
トンネルを抜けてしばらく廃線跡を進んでいく。一部ぬかったところがあり、それを避けて歩く。舗装道路がない時代は雪解けの時期になるともっとひどい状態だったはずで、物資の輸送に苦労したことが容易に想像される。やはりインフラの整備は産業発展の要だ。
ここから茶路川にかかる第7茶路川橋りょうを渡る。白糠線はコンクリート橋が多いがここは鉄橋だ。昭和34年竣工とあるから完成してから開業まで5年間も待たされたようだ。竣工は昭和34年なのに昭和39年に設立された日本鉄道建設公団のプレートが添付されていた。
レールは撤去されまくらぎは朽ち果てている。我々が歩くところは線路上ではなく、その脇にある保線作業員などが通行する部分だ。路面は網目状になっていて下が透けて見えている。昨年明石海峡大橋を渡ったときよりも脇の手すりもずっと低いので、こちらのほうが転落の可能性がはるかに高い。
そんな鉄橋を渡り終えホッとし、斜面を上がると道路上から今渡った橋を見下ろせるところに来た。
いい鉄道写真が撮れそうなお立ち台だが、この道路は白糠線が廃線になった後にできたから、残念ながら現役時代にはここから写真を撮ることはできなかった。
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