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2017年5月21日 (日)

「新緑の道東鉄路 歴史探訪2日間」の旅(釧路製作所)

​ 今回のツアーの最初の訪問地は、株式会社釧路製作所に静態保存されている蒸気機関車の見学だ。

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 本社前でバスを降りるとすぐそこに1台の蒸気機関車が屋根付きで保存されている。写真を撮りたくなるが、まずは会社の中に入りレクチャーを受けることになっている。

 ツアーの案内人である星さんもここで合流した。星さんは昭和62年3月に国鉄分割民営化で国鉄を退職した後、JTBを経て釧路新聞社に移られた方で、釧路臨港鉄道の会の代表をされている。地元釧路や北海道の鉄道に大変造詣の深い方である。

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  星さんと釧路製作所のO様(画像左端の方)により、ここの蒸気機関車の説明を受ける。この車両は雄別炭鉱鉄道で石炭輸送に従事していた車両で、元は明治44年に英国ノースブリティッシュ社から輸入された車両を参考に、汽車製造会社で翌年に追加製造された18両のうちの1両の8722号機で、8700形として唯一現存する車両となっている。

 蒸気機関車のナンバーは頭にCとかDとかのアルファベットが付いていて、それが動輪の数を表しているが、そうなる前の時代は最初の数字が動輪の数を示していて8ならば3つ、9ならば4つとなっているので、ここのは動輪が3つとなる。

 この車両が走っていた雄別炭礦鉄道はその後雄別鉄道と名前を改めるが、釧路駅と雄別炭山駅との間44.1kmを結ぶ鉄道だった。石炭輸送と共に旅客輸送も行っていたが、1969年に発生した炭鉱事故を契機に翌年炭鉱が閉山になると鉄道自体も廃止されてしまった。

 この8722号機は戦後国鉄から北海道拓殖鉄道に譲渡された後、1957年に雄別炭鉱鉄道に再び譲渡され、同鉄道の廃止に伴い、同社の関連会社の釧路製作所に引き取られた。その歴史的価値の高さから2007年には近代化産業遺産に指定され、現在に至っている。

 昭和38年頃の雄別炭鉱鉄道のカラー映像なども見せていただき、その中には雄別炭鉱鉄道と鶴居村村営軌道が釧路湿原の中で立体交差している貴重なものもあった。

 釧路製作所はかつては道内の炭鉱鉄道の車両整備などを手がけていたが、現在は橋梁の施工が中心で、瀬戸大橋にも携わるなど高い技術力を有する釧路を代表する企業のようだ。

 釧路製作所の担当者O様は説明がかなり詳しく、自己紹介でも自分のことを「テツ」と呼んでいたが、後から知ったことだが、夕張の出身の方で宮脇俊三さんとも親交があり、宮脇さんから著作物の献本を受けたり、道内鉄道の廃線跡などを宮脇さんと同行取材するなどの間柄だったようだ。

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 30分ほどでレクチャーが終わると記念グッズの販売が始まる。社員の方が3人ほど待機している。参加者のうちの1名の方は、「ここにあるものを全部ひとつづつください」と言って、1万数千円を支払っていた。

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 私は新釧路駅の模擬入場券を購入した。全部買った人の100分の1くらいの出費だ。その後、外に出て撮影タイムとなる。

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 炭水車が後ろに付いた大型の車両で、屋根付きなので保存状態も良く、製造から100年以上も経っているとは思えない。釧路製作所の方の苦労がしのばれるととともに、我々のような見学者に仕事の時間を割いて対応に当たってくれたO様他の担当者にも感謝申し上げたい。

 写真を撮っていると添乗員の方が近づいてきて「SLに興味があるんですか」と聞いてくる。私は蒸気機関車自体に特段の思い入れがあるわけではないのだが、相手の気持ちを”忖度”して、「えー、そうですね、鉄道全般が好きですが、SLも好きです」と答えてしまった。

 

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