「新緑の道東鉄路 歴史探訪2日間」の旅(知人貯炭場)
釧路コールマインの見学を終えて知人貯炭場に向かう。道路の左手に貨物線が並行し、さらに千代ノ浦海岸沿いを走る区間になっている。今年の冬は釧路まで流氷が来たとのことで、ここも流氷で埋め尽くされたらしい。釧路まで流氷が来るのは9年ぶりとのことでとても珍しい。
こちらが知人貯炭場。2本の荷役線があり、ここに入った貨車から石炭が下に放出される。
放出された石炭はブルドーザーでかき集められ、地下の貯蔵施設に入り、さらにベルトコンベアを通じて隣の釧路港に停泊している貨物船に乗せられ、磯子などの発電所用の石炭として利用されている。
知人貯炭場の見学を終えると、これで今日一日の行程は終了しホテルへと向かう。釧路臨港鉄道はかつては城山駅から東釧路、春採を経て入舟町まで11.3kmの路線を有し、釧路市内を4分の3周するほどの路線を有していた。この花壇のあたりも釧路臨港鉄道の廃線跡だ。市内を1周する計画もあったらしいが、幣舞橋の上か下を通るルートとなり、建設費も膨大になるので実現には至らなかった。
こちらは釧路港文館。このあたりがかつての終点入舟町付近。
ツアー参加者の方が昭和37年ころの時刻表のコピーを用意していて全員に配ってくれた。それには釧路臨港鉄道の時刻も乗っていて、区間運転も含めて1日7往復程度の旅客列車が運行されていた。星さんも小さい頃に乗ったことがあるそうだ。その時刻表には雄別鉄道や鶴居村営軌道のダイヤも掲載されていてとても興味深い。
宿泊するホテルは2ヶ所に分かれていて、まずANAクラウンプラザホテルで半分くらいの客が下車する。このホテルに泊まるには3500円の割増料金が必要になる。ここには何度か泊まったことがあるので今回はパスし、ホテルクラウンヒルズ釧路に宿泊することにしている。午後5時にホテル到着、盛りだくさんな一日が終わった。
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