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2017年2月20日 (月)

初めてのテレホンカード

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 こちらは私が初めて買ったテレホンカードです。テレホンカードはかつての電電公社が1982年に発売を開始した公衆電話専用のプリペイドカードです。それまでの公衆電話は硬貨専用で、ちょっとでも長く通話しようとすると10円硬貨をたくさん用意する必要がありました。100円硬貨も使える公衆電話もありましたが、お釣りが出ないとういうボッタクリ電話でした。そういった使い勝手の悪さを改善するために登場したのが、このテレホンカードでした。

 私は1984年12月に初めて買いました。大学の生協で売っていました。キャッシュカードのようなプラスチックのカードを想像していた私はペラペラなカードを渡され、これで本当に電話がかけられるのだろうかと不安になったものです。

 そのテレホンカードを実際に初めて使ったのは旅先の豊橋駅からでした。カードを差し込むと「50」というデジタル表示の数字が現れ、不思議な気持ちになりました。家族にテレホンカードでかけていることを得意になって説明しましたが、テレホンカードでかけようが、硬貨でかけようが通話品質には変わりなく、こちらが感動している割にはあまり相手にされなかったことを覚えています。

 当時はまだテレホンカードが使える電話が少なかったのですが、このテレホンカードが思わぬところで役に立ちました。その冬、妹の大学の合格発表が同日に2校であり、そのうち一校を私が見に行くことになったのです。当時は携帯電話などない時代ですから、合格掲示板の近くの電話はどれも行列ができていたのですが、1台だけ行列がない電話がありました。それがテレホンカード専用の公衆電話だったのです。私はさっそくテレホンカードを取り出し、周囲の好奇の目を感じながら、テレホンカード専用電話で合否の連絡を待つ家族にタイムラグなく知らせることができました。

 そんなテレホンカードも今では使われることもすっかりなくなりましたが、このカードを見ると昔の思い出がよみがえってきました。

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