常磐線復旧区間の旅(小高駅往復)
原ノ町駅で小高行に乗り換える。定刻11時48分より3分遅れで発車した。常磐線の仙台よりの区間は小高まで復旧している。原ノ町から小高までは2駅10分で到着した。小高駅は本来中線付きの2面3線ホームで原ノ町方から来る列車は左側のホームに入線するのだが、中線に仮設ホームを設置し、降車の便を図っている。
駅舎は落ち着いた感じの和風だ。
ここから先はまだ復旧しておらず代行バスで常磐線の竜田駅まで結んでいる。このバスは帰還困難区域を走行するバスで、帰還困難区域内はノンストップで進む。
小高駅改札前には空間線量計が設置され、現在は1時間あたり0.135μSVとなっていた。この数値がどれくらいの数値か分からないが人体に影響がないレベルであることは間違いないだろう。しかし、放射線は目に見えなず匂いもしないので肌で危険を感じることができないものであるだけに恐ろしいものだ。
小高駅発12時30分の原ノ町行きに乗車する。こちらは原ノ町駅の様子。この駅には空間線量計はなかった。
原ノ町では19分の待ち合わせで仙台行に乗車する。わずか2両編成で原ノ町発車の時点で座席がほぼ埋まる混雑だ。復旧した鉄道で仙台に出ようとする人が多いのだろう。この先、車両を増結できる駅はないはずだから、この先の混雑が思いやられる。
外の冷え込みは厳しいが、車内は混雑と暖房でポカポカで、帰りは睡魔に襲われ、ほとんど寝て過ごしてしまった。
仙台に着く頃には通路もびっしりの状態になり乗降に手間取り、4分遅れの14時22分に仙台駅に到着した。
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