泉北トレインフェスタの旅(南海天王寺支線)
マクドナルドのハッピーセットでラピートを引き当てて上気した私は、再び天王寺まで引き返した。南海の天王寺支線の廃線跡を歩こうと思ったからだ。 南海天王寺支線は天王寺駅から南海本線の天下茶屋駅までの2.4kmを結ぶ線で私は1984年に乗車したが、その年に天下茶屋・今池町間が廃止され、残る今池町・天王寺間は1993年に廃止された。大阪市内の廃線跡なのでどこまで残っているか分からないのだが、グーグルマップなどで見ると周辺の道路と不自然な角度で交差している道路があるので廃線跡と関係しているのだろう。
まずこちらが天王寺駅付近の様子。ビルとJRの線路の間の通路が廃線跡と思われる。
廃線跡はこの東横インのあたりから左に曲がり、大通りを渡る。こんな広い道路を踏切で遮断していたのだろうか。
道路を渡ると急に寂しい街並みになってきた。廃線跡と思われるところはフェンスで覆われている。その先は高速道路の入り口になっていて進めないので、地下鉄の動物園駅付近に迂回する。
レトロなアーケードで寂しげな雰囲気の動物園一番街商店街を歩いて行くと再びかつての線路跡が現れた。
右のフェンスが廃線跡。
その反対側は遊歩道になっていた。
それにしてもこの付近一帯の人は高齢でみすぼらしい服装の人が多く、しかも路上に寝込んでいたり、奇声をあげていたりする人もいる。この時初めて気付いたのだが、どうやらこのあたりが大阪市西成区のあいりん地区らしい。
私は廃線跡の写真を撮ったりしていたのだが、後から調べるとこのあたりではむやみに人の写真を撮ったりすると何をされるか分からないと書かれていた。巡回しているパトカーも頻繁に見かけた。
廃線跡は続くが、たいていはフェンスに囲まれている。中をのぞいてみたが、鉄道のレールやまくらぎ、架線柱などは見られず、雑草が茂るだけだ。まだ南海電鉄の所有地なのだろうか。そんな危険な廃線跡を進んでいくと南海本線の高架が見えてきた。
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