相鉄厚木線
相鉄には海老名駅の手前の相模国分信号所からJR厚木駅までの厚木線があります。かつて相鉄とJR相模線は神中鉄道という同一の会社だった経緯からでしょう。
その線は通常は一般客は乗れないのですが、8月21日に1日だけ特別に一般客が乗れる列車が運行されました。こういう特別な列車に乗る場合、他の私鉄ではツアーに参加する方式だったり、抽選で乗る方式だったりするのですが、今回は相鉄の1日乗車券を購入した人は誰でもの乗れるという大変良心的な方式になっています。
私はこの厚木線に2002年2月に乗ったことがあります。10000系電車の試乗会に当選した時に、その列車がいずみ野駅から厚木線を往復し、かしわ台駅まで運行されたのです。その時の写真がなぜか残っておらず、復習のため乗ることにしました。
かしわ台発13時15分の便に乗りました。各車両に1ヶ所だけドアが開き、そこから乗車します。この時、1日乗車券にスタンプが押されます。
私は7号車に乗りましたが、この車両は20名くらいの乗車でした。つり革が楕円なのが変わっています。
かしわ台駅2番線を発車。この画像は別の電車の後部運転台から撮った相模国分信号所付近の画像。雰囲気を感じてください。
小田急線をオーバークロスします。道路上には大勢の撮り鉄がいます。
小田急の海老名車両基地。MSE、EXEなどが待機しています。
右手にはJR海老名駅。ここから厚木駅まで相模線と並行します。
終点の厚木操車場。停留している車両はまったくありません。今は利用されていないのでしょうか。かつては燃料輸送列車がJRから乗り入れてきて、ここを経由し、相模大塚付近からから米軍厚木基地内へ乗り入れていました。
ここで折り返し作業に15分ほど要し、その間を利用して各車両でじゃんけん大会が開かれ、1位の人に相鉄グッズがプレゼントされました。
乗車証明書と1日乗車券。往復で30分弱のミニトリップでしたが、厚木線を十分堪能できました。
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はじめまして。私「鉄道全線完全制覇の旅」というブログを管理しております「ダイヤモンド☆トナカイ」と申します。
さて、今回の記事ですが、私の地元という事もあり大変興味深くコメントさせていただきました。
まず、臨時ながら相鉄厚木線に旅客列車が運転されているという事実を初めて知りました。なるほど、事前にわかればいずれ乗りに行こうと思います。
ところでこの「厚木操車場」ですが、この場所こそかつての厚木駅でした。かつては島式ホーム一本あったと思われますが、小田急との乗り換えを考慮し現在の位置に移ったと考えられます。更に相模線非電化時代ではこの場所で列車交換が頻繁に行われていました。現在は海老名駅ができた関係から列車交換は行っていないと思いますが、交換設備は残されています。そしてこの操車場には今でも、もっと言うと昨日も車両の留置があります。深夜の時間帯と早朝に1本定期便の回送もあり、いつの日か初めて厚木線に旅客車両が運転されている姿を見て感動したのを覚えてます。
海老名駅も現在の位置からややずれた場所にあり、かつては相鉄が本厚木まで乗り入れていましたが小田急に車両基地を作る関係から現在の位置に移設されてから相鉄の小田急乗り入れはなくなりました。
地元ながら複雑な変遷のある相模線、そして相鉄は実に興味深いです。
投稿: ダイヤモンド☆トナカイ | 2016年8月31日 (水) 06時53分
ダイヤモンド☆トナカイさん、初めまして。興味深いコメントありがとうございます。内容からして、長年のレールファンとお察ししました。相鉄が本厚木まで乗り入れていたとは初めて知りました。そんな時代があったのですね。
今回の臨時列車は昨年も運行されたので、またあるかもしれません。その時は是非ご乗車されてください。
これからも拙ブログをよろしくお願いします。
投稿: ミスターK | 2016年8月31日 (水) 19時53分