北海道新幹線初乗り紀行(道南トロッコ鉄道2)
いかりん館の見学を終えて再びトロッコ乗り場に向かう。30分で乗れるようになるはずだったが、まだ何か作業を行っている。どうやら昨日の運行でトロッコが壊れて、その修理作業を行っているようだ。
しばらくその様子を眺めていると女性のスタッフが声をかけてきて、中でお待ちくださいと言われる。切符売り場があり、その中で待たせてもらうことになった。
このトロッコの運行は天の川プロジェクトというメンバーの人たちが行っていて、そのメンバーはかつて江差線活性化のため「天の川駅」という施設を設け、江差線存続に向けた取り組みを行っていたとのこと。そういえば8年ほど前に江差線に乗った時、どこかの駅の近くにそんな建物を見かけた記憶がある。ところがその苦労も虚しく江差線は廃線になり、そのメンバーたちが廃線になった江差線の線路だけでも残す方法はないかと考え、このトロッコの運行を始めたとのこと。したがってトロッコの運行経験はなく手探りの状態らしい。
発注したトロッコには不具合があり、開業に間に合わせるために美深や狩勝高原のトロッコを借りて運行を行っている。その借り物のトロッコも昨日壊れてしまい、残る1台を修理して運行を行うようだ。そのため今日は電動アシスト車両が運転できず軌道自転車のみの運行なので全線の半分の区間しか乗れない。ちょっと残念だがまた来る楽しみができたということでもある。 私のように乗ったらおしまいという自分勝手な人間とは違い、このように地域の発展のために尽くしている人たちがいることに感動した。
トロッコの乗車料金は500円だがそれだけでは申し訳ないので、私は記念切符、絵葉書、缶バッジなどを買って活動に協力することにした。
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