北海道新幹線初乗り紀行(ANA377便)
根室中標津空港行きANA377便は69番ゲートという1番遠いゲートからの出発で、プレミアムラウンジからは結構歩かされた。到着の遅れから出発は10分遅れとなった。
機種はボーイング737-800でプレミアムクラスは8席あるが、客は私しかいない。さっそくチーフパーサーがあいさつを兼ねて「お召しものをお預かりしましょうか」と声を掛けてくる。お召しものと言われるほどのものは着ていないので遠慮し、上着は丸めて自分でハットトラックにしまう。
12時22分にドアが閉まる。最前列A席に座っているのでボーディングブリッジが離れていく様子がよく見える。アナウンスによると機長は吉松さん、チーフパーサーは宮川さんとのこと。
富士山も見えてきた。正に頭を雲の上に出している。新宿の高層ビル街も見える。
こちらは埼玉サッカースタジアム。この先に私の自宅が見えるはずだ。機長のアナウスでは、これから高度41000フィートに上昇するらしい。根室中標津空港の到着は10分遅れの14時05分、気温は21度とのこと。41000フィートとは随分高い高度を行くようだ。
ベルト着用サインが消えるとプレミアムクラス用に食事が始まる。私は先ほどのラウンジでかなりお酒を飲んだが、ここでも少しいただくことにした。昼からいい身分だが、たまにはこういうこともいいだろう。
まずは白ワインをいただく。食事は二段重ねのお弁当で、量は少ないが手の込んだ料理で、ぜいたくなひとときを過ごせる。ワインを飲み終えると今度は焼酎の水割りもいただいた。機内食の味噌汁もおいしいのでこれもお代わりした。
食事とお酒が終わると左手には襟裳岬が見えてきた。去年自分の車で走った区間でその荒々しさが印象に残っているが、飛行機からそれを感じることはできない。単に緩やかな海岸線が続いているように見えるだけだ。
食後のコーヒーをお願いすると「今回はお仕事ですか」とチーフパーサーが声を掛けてくる。私服を着ていたりカメラでしきりに写真を撮っていたりするから、どう見ても仕事には見えないはずだが「いえ、観光です。北海道をいろいろ回って最後に北海道新幹線で帰ります」と答える。「私たちはとんぼ返りが多くて北海道のことをあまりよく知らないんです。今日もこの後すぐ羽田に戻って、その後米子に飛びます」とのことだった。それでも各地に行けてうらやましい。
中標津の街を見下ろしながら、飛行機は予定通り14時05分に到着した。
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コメント
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こんばんは!
ラウンジは利用したことがないので、飲み放題は羨ましい限りですが、飲みすぎても、周囲の迷惑を考えると、あまり無茶できないですね。
自分は北海道が大好きなので、ほぼ毎年行っています。やはり、気候もいいですし、何より食べ物が美味しいので、ついつい足が向いてしまいます。
いつかはラウンジを利用して、飛行機に乗れるようになりたいです!
北海道の電車の旅、楽しみにしています!
投稿: たっくん | 2016年5月27日 (金) 01時13分
たっくんさん、おはようございます。
ラウンジは飲み放題と言っても居酒屋ではないので節度は必要ですよね。でもついつい飲み過ぎてしまいます。
私も北海道は大好きでほぼ毎年行っています。自然の雄大さと食べもののおいしいが魅力ですね。
これから、かなりレアな鉄道の旅が始まりますのでお楽しみいただければ幸いです。
投稿: ミスターK | 2016年5月27日 (金) 06時50分