受験の思い出4
浦和高校では3年生は2月になると授業もなくなり、受験に突入します。したがって学校に行く必要がなくなるのですが、私は自宅だとだらけて勉強しなくなるたちなので、2月になっても学校の図書館に通い、そこで勉強をしていました。
まず最初に受験したのが中央大学法学部です。その数年前にできた多摩キャンパスでの受験です。新宿から京王線で高幡不動経由で多摩動物公園駅に至り、そこから徒歩で学校に向かいます。今は多摩都市モノレールの中央大学・明星大学という駅があるので、学生はその駅を利用するのでしょうが、1981年のことですからまだモノレールはありません。
多摩動物公園は小学校の遠足などで来たところで懐かしかったはずですが、受験生にはそんな思い出に浸っている余裕はありません。細い山道を黙々と進み、ヒルトップ隧道というトンネルを抜けると学校に到着です。学生食堂などがある建物を抜けると、そこには多摩丘陵が一面に広がる絶景が展開していました。学校の施設も新しく、山道を苦労して登ってきた先に近未来都市が展開していて私は感動しました。学校が都心から遠いので試験開始は遅く、午前1科目、午後2科目という構成でした。
その数日後に受けたのが早稲田大学法学部です。高田馬場から東西線で1駅の早稲田駅で下車です。学校に入ると、中央大学のキャンパスとは違い、古めかしい建物が数多く並び、建物の重厚さを感じました。
試験の結果はどちらも不合格でした。浦和高校は県内一の進学校ですが、特に受験指導があるわけでもなく、皆独学で勉強し、その結果現役で合格するのは全体の3分の1くらいで、その他はみんな浪人する習わしでした。国立大学の試験は3月4日から予定されていましたが、私立2校に落ちた私は受験する前から浪人が確定したようなものでした。
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