埼京線濃霧で遅延
11月27日の出勤時、埼玉県南部では濃霧に包まれていました。その関係で埼京線は遅延しています。これは大宮駅東口氷川参道付近の様子で朝の6時30分ころです。信号や街灯がぼやけて見えます。
こちらはJR東日本アプリの列車位置情報画面です。私の列車は大宮駅のところで「+3」と表示されています。列車が数珠つなぎになっています。いつもは南与野で通勤快速の通過待ちを行うのですが、この日は後続の通勤快速が遅れていて待避なしです。列車は濃霧で徐行運転を行っています。
北戸田駅で「+7分」となっているのが私の電車です。このように数珠つなぎになると、先行列車は乗降に手間取り、後続列車はいつまでたっても回復運転ができません。
私の電車は大宮出発時点では新宿行でしたが、池袋駅停車中に新木場行に変更になったのも束の間、池袋駅を発車すると大崎行に変更になり、池袋-新宿間を走行中に再び新宿行に戻るという目まぐるしいものでした。新宿には定刻より30分遅れで着きました。会社に着くと埼京線で出勤する人だけが遅れていました。
この日の疑問は2つあります。一つは埼京線沿線以外は濃霧が発生しなかったのか。もう一つは埼京線はATCなので仮に濃霧でも車上信号を確認できるので徐行の必要はなかったのではないか、ということです。
それとJR東日本アプリをレベルアップして、乗務員に伝達される最新の情報をアプリにも配信してもらいたいものです。それがあれば先んじて情報を得て、最適な行動が取れるからです。
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昨日は、埼京線は大変だったようですね。
今日は、仕事で新宿に行く用事があり、JR東日本アプリを利用してみました。行きはスムーズでしたが、帰りは遅延が発生し、早速、このアプリが役に立ちました。
私の場合、このようなアプリの存在すら知らなかったので、ミスターKさんのブログのおかげだと思っています。アプリの内容を確認しているうちに時間が経ってしまい、あっという間に熊谷駅に到着しました。
投稿: ミスターAN | 2015年11月28日 (土) 21時28分
ミスターANさん、こんばんは。
さっそくアプリが活用できたとは、運がいいのか悪いのか。でも位置がが分かると、いつ来るか、目安が立ちますね。便利な時代になったものです。
投稿: ミスターK | 2015年11月28日 (土) 22時00分
こんにちは。埼京線のATCは、ATC6型と呼ばれるものですが、山手貨物線部分は非ATC車の入線も可能とする「バックアップATC区間」となっており、地上にはATCとATSが併設されています。そのため埼京線電車はATCで制御されながらも地上信号を目視で確認しながら運転されています。これが遅れる一つの原因でしょうね。
また、ダンゴ運転などの解消のためにはATOSが出発抑止や早発などを次々に自動的に指示します。全体的に見れば合理的判断も、部分的には迷惑を被る人がたくさん出てしまいます。
実は私はまだJR東日本アプリは使っておらず、ホームにある運転士や車掌のための「出発時機表示器」を見て判断しています。お説のようにこの装置を乗客用のアプリに応用できれば大幅なサービス向上になると思います。
埼京線は最後のATC6型区間なので、2年後には衛星回線を使った最新のATACSに置き換えられるとのことです。
<鉄道総研>
http://www.jreast.co.jp/development/tech/pdf_43/Tech-43-19-24.pdf
投稿: railway | 2015年11月29日 (日) 15時30分
railwayさん、こんばんは。いつも詳しい情報ありがとうございます。
埼京線は地上信号を目視しているとは知りませんでした。それでは濃霧の影響を受けやすいのも無理もありません。
2年後には最新の信号施設に切り替わるとのことで、その時が楽しみですが、いくら新語施設が変わっても、線路や車両、架線の保守がおろそかでは、ダイヤ乱れの原因はなくなりません。そちらもしっかりしてほしいですね。
投稿: ミスターK | 2015年11月29日 (日) 17時48分