仙石東北ラインとアカシアまつりの旅(くりでん資料館)
バスの時刻を勘違いしていたこと気付き、次善の策を講じたが、要はくりでんの運行がどうなるかにかかっている。
くりでんはかつては栗原電鉄と呼ばれ、私は昭和63年に石越から細倉まで乗った。その後平成2年に細倉から細倉マインパークまで200mほど延伸されたので、その時にも乗りに来た。その後平成19年に廃線になる直前にも来た。そういうわけで、いろいろ思い出深いくりでんである。
保存会による運行は旧若柳駅から東に900mの地点までだ。従来は500m地点までだったが、今日から延長運転を開始したのだ。
窓口で切符を購入する。200円だ。改札でパンチを入れてもらい、駅構内に入る。
今回乗車するのはこの車両だが、その他にもかつての車両が何台も保存されている。
手入れも行き届いていて、保存会の人たちの苦労がししのばれる。
そんな車両の中で、現役時代の写真もたくさん展示されていた。
発車時刻は13時だが、少しでも遅れると今後のスケジュールに影響があり、気を揉んで発車時刻を待つ。発車間際に親子連れが駆け込んできたりしてイライラしたが、定刻より2分遅れで発車した。
車内アナウンスでは、所要時間は片道4分、折り返しに4分要し、合計12分とのこと。ギリギリ間に合いそうだ。
運転席後部で前方を見ていると、時速は20kmも出ていない。
線路はしっかり手入れされていて、雑草も生えていない。ところどころ踏切があり、保存会の人が監視をしている。
折り返し地点に到着。折返し作業の時間を利用し、車掌がタブレットの仕組みをアナウンスしている。
運転士が指差し歓呼し、定刻より10秒延発であることが分かる。
帰りもきっちり4分かかり、くりでんの乗車は終了した。随分と慌ただしく乗り終えたが、乗ったことには変わりない。
それにしても各地でボランティアの人たちが廃線などを利用して復活運転を行っていて、いつも感心する。私は乗り鉄と呼ばれる人間だが、そこまでの情熱はない。上には上がいるものだ。
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