種村直樹氏の訃報に接す
鉄道旅行術の著者でレイルウェイライターの種村直樹氏が11月6日になくなりました。78歳とのことでした。新聞記者出身らしくデータに裏打ちされた著作活動を行い、私が鉄道に興味を持ち始めた昭和50年代ころに積極的な活動をされていました。
「鉄道旅行術」のようなハウツーものや「気まぐれ列車」のような旅行記で大きな人気を得ました。私も種村氏の著作の多くを持っており、旅行の折は大いに参考にさせていただきました。います。
私は今から15年ほど前に一度だけ種村氏を東京駅東北新幹線ホームでお見かけしたことがありました。そのときは種村氏らしくなく、お一人で旅をされていました。氏の著作ではいつも多くの仲間を引き連れて旅をしていたのでちょっと意外な感がしました。そのときは遠目に眺めるだけでしたが、「読者です」と声をかければ快く応対してくれたでしょう。
「時刻表2万キロ」の宮脇俊三さんも10年ほど前にお亡くなりになり、鉄道界の両巨塔が亡くなったあと、鉄道著作の世界で二人の後継者が出るのでしょうか。私をこの世界に引き込んでくれた氏のご冥福をお祈りします。
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