JR九州上場へ
昨日の日経新聞に、JR九州が2016年度までに上場する予定であるという記事が出ていました。国鉄民営化から30年近くでようやく上場です。
JR九州はななつ星やゆふいんの森などの魅力的な列車を運行していて、それで収益力が高まったのかと思いましたが、実は鉄道部門以外の売上が6割を占め、その収益で鉄道部門の赤字を補っている構図のようです。不動産部門や流通部門が本業で、鉄道部門が副業のような感じなのでしょう。
しかも、民営化の時に設けられた経営安定基金の運用益も大きく、上場後もこの基金は返上しない方針なので、これが上場審査にあたってのネックになる様です。
しかし、国は上場により5000億円の売却益を得て、これを整備新幹線の建設費に充てることを目論んでいるようです。そうなると北海道新幹線の札幌延伸が5年早くなり、2025年度に開業できるそうです。私も人生の残りが少なくなってきたので、早く開業できることになればうれしいことです。
また、上場すると株主優待制度ができるのもうれしいことです。JR東日本は2割引、JR西日本は5割引、JR東海は1割引の優待券があり、それぞれ利用させてもらっています。JR九州ではどれくらいの割引になるのでしょうか。
いずれにしても、鉄道の未来を明るく照らす話題で、今後に注目して行きたいと思います。
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