日経新聞春秋
11月19日日経朝刊に宮脇俊三さんの著作が引用されていました。朝の電車の中で日経を読んでいると、どこかで読んだことがある文章が瞬間的に目に飛び込んできて、すぐさま時刻表2万キロの気仙沼線の章だと直感しました。宮脇俊三さんは足尾線で国鉄全線を完乗しましたが、それから半年後気仙沼線が延長開業すると、開業日に乗りに行きました。その開業日の様子が記されているのです。
その気仙沼線が東日本大震災で壊滅状態になったのは記憶に新しいところです。そこをBRTという鉄道の線路を専用道路に転換し、バスを走らせるシステムが試用されています。鉄道の復活を望む人からはBRTでおしまいでは困るというところです。いつの時代も鉄道への愛着は強いのです。
宮脇さんも赤字線開業を「むずかしい問題ばかりだ」と記していますが、今のBRTも同じ問題を抱えているわけです。
しかしいずれにしても、宮脇俊三さんが34年も前に書いた文章が今日経新聞に引用されるとは名著の誉れも高いです。
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