千葉大学鉄道研究会人車鉄道
千葉大学の学園祭では鉄道研究会が毎年人車鉄道の運行を行っています。人車鉄道とは人が押して動かす人力の鉄道のことです。
かつては日本各地に存在したようですが、今では営業用として残存しているものはありません。イベント用としてはいくつか残っています。
そのひとつが千葉大学鉄道研究会の人車鉄道です。大学祭のときにしか運行されないので、それにあわせて11月3日に行って来ました。
学園祭に行くのは久しぶりです。入り口でパンフレットを受け取り、キャンパスを進みます。飲食物を販売する模擬店がたくさんあり、土曜日の午前中というのに結構なにぎわいです。
私はそういうものには目もくれず、総合校舎A号館の前にある人車鉄道乗り場に向かいます。
専用の軌道があるのではなく、アスファルトの道路の上に枕木が置かれ、その上にレールが敷設されています。距離は40mくらいでしょうか。車両は房総半島を走る209系のカラーリングです。
乗るには50円かかり、硬券の乗車券を渡されます。券面は偽千葉⇔真千葉となっています。
さっそく乗ってみます。座席はありません。立って乗ります。大人だと4人乗ればいっぱいという感じです。
大学生が三人がかりで押してくれます。ゴロゴロとした乗り心地です。折り返し点の手前で減速しますが、ブレーキはついておらず、人間が車両を引っ張って止めます。
今度は逆向きに走ります。ドアの上には液晶画面の行き先案内表示もあり、人車鉄道にしてはハイテクです。往復1分ほどの楽しい鉄道でした。
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