北海道トロッコ巡りの旅(道民の森トロッコ)
しかし、いろいろあったものの15時48分、なんとか乗り場近くまで到着した。子供たちが楽しそうにトロッコをこいでいるのも見えた。これでなんとか乗れそうだ。乗れると分かったら、あまり息せき切って近づくのもカッコ悪いので、私は少し離れたところから歩くペースを緩め、呼吸を整えた。
あたかもたまたま通りかかったら面白そうな乗り物があったので立ち寄った大人を演じて係員の男性に近づく。
「まだ乗れますか」
「大丈夫ですよ。そこの名簿に記入してください」その係員は腕時計を確認しながら答えてくれた。
トロッコは二人乗りになっている。ひとりで乗る場合は後ろに乗ったほうがいいというアドバイス。子供たちに見送られてスタート。
自分でこいで線路を走るのは気持ちいい。鉄道の車両になった気分だ。途中に踏み切りやトンネルがあるのもうれしい。白樺の林の中を進んでいく。先ほど全力疾走し、その疲れが残っていてスピードが出ない。後ろから来た二人乗りの子供に接近されそうになる。
それでも1周は約400mの楽しい体験だった。昨日乗った狩勝高原のトロッコより野趣あふれるところを走り、料金が無料なのもうれしい。私は1周で止めたが、子供たちは何周もしている。16時までに運転を開始すれば、そのまま乗れるようだ。
自転車タイプではなく、手漕ぎトロッコタイプもあり、子供たちは楽しそうだった。
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