北海道トロッコ巡りの旅(トロッコ乗り場)
雲行きは怪しかったが、ここまで何とか雨に降らず来られた。8時30分ちょうど、上士幌町鉄道資料館前に到着した。これから乗る「ひがし大雪高原鉄道」はここが乗り場になっている。利用者で順番待ちができているかもしれないと不安を抱えていたが、先客はおらずほっとする。テントの下には係員らしき若い男性が一人いる。
「トロッコに乗りに来たのですが・・・」と声をかける。
「昨夜の雨で線路が濡れていて運行を見合わせているんです」
「えっ、乗れないんですか」
「ええ、線路が濡れていて車輪が空回りするからダメなんです」
「今日はダメなんですか」
「いや、10時くらいになれば線路が乾いてくるかもしれないので、そうしたら乗れます」
「10時ですか」
「でも10時になったら必ず乗れるというお約束はできません」
「要は今後の天候しだいということですね」
「そうです」
ビニールカッパを持ってきて、雨が降ろうが槍が降ろうが乗るつもりでやって来た私は、「車輪が空回りするので乗れない」という思いもかけない言葉に愕然とした。線路を見ても空回りするほど濡れているようにも見えないが。
しかし、規則とあればしかたない。私は10時になったら再びここに戻ってくることにして、それまで周辺をドライブしてくることにした。
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