一橋大学駅
この写真は大学のOB会から毎月送られてくる会報に掲載されていたものだ。普段はほとんど目も通さない会報なのだが、今月に限って、この記事が目に止まった。セピアの世界からとなっていて、もう17回も続いているようだ。
3枚の写真のうち上の写真は昭和41年6月まで存在した西武鉄道多摩湖線の「一橋大学駅」だ。三角屋根の駅舎でコンクリート造りのようだ。松林など自然に囲まれたところであることが偲ばれる。この駅は昭和8年に「商大予科前駅」として開業したのだが、写真では「一橋大学駅」となっていることからすると少なくとも昭和24年以後に撮られた写真のようだ。
左下の写真は多摩湖線の車両で、昭和14年頃のものらしい。ホームが行き止まりになっていることからすると、国分寺駅と推測される。駅の周辺には建物らしきものはほとんど見えない。車両はたった1両で、パンタグラフではなくビューゲルが使用されている。実質的には路面電車のようなものだ。
右下の写真は車内の様子で、制服、制帽の男子学生で満員だ。つり革もずらりと並んでいる。窓枠がアーチ状になっているのは洒落ている。
なお、この一橋大学駅は下の地図のローソンがあるあたり、道路が三角形になっているところにあって、まっすぐ西に進むと大学の正門に至るようになっていた。この一橋大学駅は、小平学園駅と統合され、両駅の中間地点に今の一橋学園駅ができたのだ。
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