出勤難民
平成23年3月14日の出勤です。朝5時、目が覚めると、計画停電の影響で総武線が始発から運休になるメールが届いていました。京成電鉄の千葉線も不通のようです。そうなると私の通勤手段はまったくありません。稲毛から船橋までは13kmほど距離があります。タクシーでも来れば乗ろうと思ったのですが、そんなものの来そうな気配もありません。そうなると歩くしかないのです。宮脇俊三さんの「時刻表2万キロ」でも「歩いたために汽車に乗り遅れたことはない」とのくだりがあります。
5時30分、稲毛の自宅を出発。国道14号線沿いを歩きます。すでに警察官が道路に出て、警戒に当たっています。歩道はところどころ液状化で砂が浮き出ています。
最初は歩く人も少なかったのですが、だんだん歩行者、自転車とも増えてきます。特に自転車も歩道を走るので注意を要します。途中で瓦の落ちた民家などもあり、千葉でも被害の大きかったところもあるようです。
運行している京成の船橋駅前は長蛇の列になっています。一方JRの船橋駅はシャッターが下りていて、駅構内の通行すらできませんでした。
伊豆急全線ウオークで鍛えたので13kmくらいの距離はなんともありません。路面もほとんど平坦でした。結局2時間40分ほどで船橋に着き、通常の出勤時刻と同じ時間に会社に入りました。
帰りはタクシーに乗れたので、道路混雑で1時間ほどかかりましたが、無事帰着しました。
« 九州電子マネーの旅(佐賀駅) | トップページ | 九州電子マネーの旅(佐世保線931M) »
「鉄道雑感」カテゴリの記事
- 2025年を迎えて(2025.01.01)
- 2024年を振り返って(2024.12.31)
- 久留里線廃止(2024.12.07)
- またひとつ消える鉄道遺産(2024.12.06)
- キリン一番搾りCM(2024.11.04)
コメント