北東北フリーきっぷの旅(リゾートしらかみ4号)
深浦駅では次の列車まで40分ほど時間があったが、風も強く、海岸まで行くと雪に埋もれそうなので、駅前にあった雑貨店兼釣具店のような店に入ってみる。客はおらず、何も買わずに出ることが難しそうだったので、100円でチーズリッツを買う。駅待合室で過ごしながら、それを食す。
深浦からは16時32分発のリゾートしらかみ4号で東能代まで向かう。この列車は当初青森から乗る予定だったのだが、取れた席がグループ客用のボックス席だったので、普通の座席が取れる深浦から乗ることにしたのだ。指定券は新青森駅で変更してもらっておいた。
ところが発車を過ぎても、いっこうに発車する気配がないし、案内放送もない。車内を散策がてら歩き回っていると女性が倒れていて、乗務員も駆けつけている。どうやらこの駅で下車予定の老人女性が降りる直前、車内で転倒し、頭を打って救護をうけていたようだ。その後、救急車が来てその女性は運ばれていった。高齢の旅行者はこのような雪の季節は要注意だ。
リゾートしらかみの車内は、先頭車は運転席に後ろの席が展望スペースになっていて、運転士の気分を味わえるようになっている。一般の座席は二人掛けだがゆったりとした間隔になっていて、ボックス席はイスはソファー風でテーブルもあり、隣の区画とは壁で完全に仕切られている。見知らぬ人と相席になるのはちょっと抵抗があるが、グループ客なら最高の空間だ。しかもこの列車は快速なので、一人510円の指定席料金でこの列車に乗れるのだ。人気が高くて常時満席なのもうなずける。
深浦を出ると、ほとんど日も暮れてきた。季節と区間によっては日本海に没する夕陽が眺められることもあるようだが、今日は吹雪いていて無理だった。
東能代には17時51分到着の予定が少し遅れた。
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