北東北フリーきっぷの旅(五能線2830Dその1)
弘前で13時10分発の五能線のディーゼルカーに乗り換える。4両編成だが、そのうち2両は途中の鰺ヶ沢止まりなので、サボ(行き先票)を確認し、終点まで行く車両に乗り込む。あいにく既に先客が多く、窓側の席はいっぱいだったが、日本海側が見える側のボックス席の通路側に座った。高校生が相席だが、きっと彼は途中で降りるだろう。こういったローカル線に乗るときは、高校生のいる席に座ると意外と早く降りて、一人でボックス席を占領できることが多い。一般の客だと思いもかけず遠くまで行くこともあるのだが、高校生の場合は通学できる限度があるからだ。予想通り、相席の高校生は五所川原で降りていった。
五所川原はストーブ列車で有名な津軽鉄道の起点で、ちょうど津軽鉄道のホームにはストーブ列車が見えている。今から16年前の平成7年2月に乗ったことがあるので、今回は予定していない。
五所川原で高校生が降りたと思ったのもつかのま、大勢の老人男性のグループが乗り込んできて、私のボックスにも一人座り込んできた。この人たちはストーブ列車に乗り終えて、五能線に乗りにきたようだ。しかも私のボックスの男性は日本酒の二合瓶を持っていて、ペットボトルの水を飲むようにそのお酒を飲んでいる。ご機嫌な様子で仲間と大声で談笑している。あまり関わりたくないので黙って窓外を眺める。
五所川原の次の木造(きづくり)駅で携帯電話を操作し、ケータイ国盗り合戦の「つがる」の領地を獲得した。
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