千円高速の旅8(富山市電環状線1)
富山には午後6時頃、到着。ホテルにチェックインすると、すぐ市電に乗りに行く。ホテルから1分ほどのところに停留所がある。
富山の市電は昨年12月、丸の内・西町間0.9kmの区間を開業し、環状運転を始めたのだ。かつての市電は各地で環状運転を行っていたが、今ではここを除くと松山の市電しかない。
車両は2両連結の低床タイプで、いわゆるLRT(ライト・レール・トランジット)と呼ばれるものだ。車内は近郊型電車のように向い合わせの4人ボックスが中心だ。車両は発進もスムーズで加速もよく、乗り心地満点だ。
日暮れも近い時間だが、観光客や鉄道マニア風の人がたくさん乗っていて、皆写真を撮りまくっている。環状線を1周り半乗車し、グランドプラザ前で下車。夜7時くらいになり、街灯がともり始めた街を市電がゆっくり進んでいく。絵になる光景だ。
これで私は鉄道全線完乗者のタイトルを奪還した。開業から9ヶ月も経つので、私としては致命的なのだが、昨年から今年にかけて、いろいろな資格試験を受けたりしていたので、旅に出る時間があまりなかったのだ。
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