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2010年6月18日 (金)

南紀家族旅行4

 一夜を過ごした寝台特急は終着紀伊勝浦駅に定刻に到着。もっと乗っていたい気がするが、終点なので仕方ない。寝台特急の到着にあわせて、何軒かの駅前の食堂は営業を開始したようで、店頭では客引きが行われている。

 我々一行は、その中の1軒の食堂で朝食をとった。簡素なテーブル、コンクリートむき出しの床で、ちょっ寒々とした雰囲気だ。そんな食堂で、私は中華そばを食べた。朝食にラーメンでもなかろうが、他に気に入ったメニューはなかった。他の家族は何を食べたか記憶はないが、同じようなものを食べたのだろう。

 朝食を終えると、次の列車までは時間があったので、駅前の跨線橋で列車を眺めたりして時間を過ごした。ちょうど新宮始発のディーゼル特急くろしお1号が入線してきた。ボンネット型のキハ81系で、ブルドッグのような顔つきをしている。先頭にひらがなで大きく「くろしお」と書かれていて、下の妹はそれを大声で読み上げている。

 時刻表で確認すると、この列車には食堂車が連結されている。今は食堂車の連結されている列車は、北斗星、カシオペア、トワイライトエクスプレスしかないが、昭和53年当時はこんなローカル特急にも食堂車が連結されていたのだ。

 紀勢本線はこのときは非電化であったが、その半年後には電化が予定され、紀伊勝浦駅にもすでに架線が張られていた。

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コメント

新幹線の食堂車で、ビールを飲んでカレーを食べた記憶があります。
食堂車での食事って風情がありますよね。

そういえば東北新幹線のビュッフェでカレーを食べた事も思い出しました・・・カレーばっかしだな。

ビュッフェって、つまり立ち食いですよねえ。
目の前をビュンビュン飛んで行く東北の田舎風景を見てたら、酔ってしまったのでした。

食堂車は旅に欠かせないアイテムだと思いますが、採算が取れないのか、ほとんどなくなってしまって、とても残念です。
東海道新幹線の2階建て食堂車は景色もよく、おすすめでした。

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