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神田神保町の「書泉グランデ」の6階で面白そうな鉄道漫画があったので、さっそく購入しました。カレチというタイトルです。カレチとは国鉄の車内用語で、旅客専務車掌の略称で、特急や急行に乗務する車掌のことです。大阪車掌区に所属する新米カレチ荻野氏の人情漫画で、旅客や先輩車掌にもまれながら成長していく姿が描かれています。
危篤の母に会いに行く乗客のために、列車接続に便宜を図ったり、車内の急病人を救助するために、列車を臨時停車させたり、規則と現実の間で苦悩する主人公の姿が描かれています。
時代は昭和40年代で、国鉄の最後の輝きがあった時代です。出てくる列車は今や廃止寸前のボンネット型特急や寝台特急で、帯にも書かれているように本当に懐かしい列車が数多く出てきます。早く次の巻を読みたくなりました。おすすめの一冊です。
日本国有鉄道のステッカーが売っていました。昔の国鉄車両には車両に妻面に必ずこの楕円型の「日本国有鉄道」の銘板が貼り付けられていました。また、特急車両にはJNRマークがついていました。
それが国鉄が民営化されてからは徐々に撤去が進み、今ではめったに見ることはありません。国鉄が民営化されてからそろそろ23年になるので、無理もありません。しかし、このようなステッカーが販売されているということは、昔を懐かしむ人が多いのでしょう。
私も自分の持ちものに貼って、国鉄時代を懐かしみたいと思います。
千葉都市モノレールの作草部(さくさべ)駅です。昨日西千葉駅を紹介しましたが、試験が終わった帰りはこの駅に寄りました。千葉駅に出る予定があったので、ルートに変化をつけたかったからです。いくつかの選択可能なルートがある場合、なるべく多くのルートを利用するのが我々の鉄則です。
モノレールの路線は片側2車線の道路上に設置されています。車両は2両編成で超ミニサイズです。駅も道路上にあり、長い階段を上るようになっています。最近はJRや大手私鉄の駅はたいていエレベーターやエスカレーターがありますが、この駅は遅ればせながらようやく現在エレベーターの設置工事中のようです。
パスモが使える自動改札機を通って、階段を登ってホームに上がります。普通の鉄道だとホームは線路面上1.5mくらいの高さにありますが、ここは懸垂式のモノレールなのでホームとホーム下の路盤の差が20cmくらいしかありません。誤って落ちても怪我はなさそうです。
運転間隔は日中は12分に1本の割合なのでちょっと不便です。しかし眺めはよく、車を見下ろしながら進みます。特に千葉駅に進入する手前はJR線をまたぎながら、大きくカーブするので見ごたえがあります。このモノレールは懸垂式のモノレールとしては世界一の長さを誇り、ギネスブックにも載っているそうです。
総武線西千葉駅駅前の様子です。私の最寄り駅稲毛駅の隣の駅なのですが、今まで降りたことがありませんでした。今日、資格試験の受験のため、初めて降りました。総武線の各駅停車しか停まらない駅で、隣は終点の千葉駅なので、私は勝手に京浜東北線の与野駅のような住宅地とも商業地ともつかない中途半端な駅を想像していました。
ところが実際は違いました。駅舎自体は高架式で、下にペリエという商業施設があるというどこにでもあるタイプの駅ですが、駅前に松並木が広がり、大磯や二宮といった湘南地方の駅を思わせました。どことなくリゾート地の駅のようで風光明媚です。しかも駅前や駅周辺には千葉大学や東大の研究施設などが立ち並び、文教都市になっています。駅前のこんな近くに学校が広がっているところは、東急の日吉駅くらいしか思いあたりません。北海道大学も札幌駅に近いですが、駅前にはありません。いい雰囲気の駅で気に入りました。
ところで私は言えば、駅から徒歩15分ほどのところにある千葉経済大学で試験を受けました。学校までの道のりも落ち着いた街並みが続いていました。
京浜東北線で走っている209系電車が明日で引退します。今から17年前にデビューした車両で、デビュー当時京浜東北線で大宮駅から東京駅まで通勤していたので、とても思いで深い車両です。ついこの間103系が引退したかと思ったら、もう209系も引退なのです。
ステンレス製の外観、固めのシート、大きな窓ガラスなど、国鉄時代の103系から決別する斬新な車両で、その流れは今の231系や233系にも活かされています。
しかし試作段階の901系はちょっとがっかりする車両でした。内装パネルはグレーの安っぽいもので変なコルゲーションが施され、薄汚い印象でした。また、ドアの開閉音もゴロゴロとうるさく、窓ガラスは熱線吸収ガラスなので車内が暗くなっていました。シートもコチコチで座り心地は悪く、座面が高いので、足が短い人は足がブラブラしていました(私は大丈夫でしたが・・・)。しかし、7人掛けのシートは一人づつ区分けされ、仕切りのポールもあるので、中途半端に座る人がなく、定員着席ができるなどの利点もありました。
その後、量産車となった209系ではそういった点も若干改善され、利用しやすい車両になりました。というよりその前の103系があまりにひどい車両だったので、どんな車両が投入されても文句は出なかったのでしょう。
あと1日で引退で、本来なら駆けつけたいのですが、残念ながら明日は資格試験を受験する予定で勉強の最中なので、行くことができないのです。ただし、京浜東北線で引退した209系は改造され、房総地区の普通電車に転用されているので、近くでもあり、それは見に行く予定です。
地元千葉市を走る千葉都市モノレールで社長を公募しています。最近は赤字企業の建て直しを図るため、社長を公募することがよくあります。千葉県ではいすみ鉄道、茨城県のひたちなか海浜鉄道、山形県の山形鉄道などがそうです。
千葉都市モノレールの場合は決算書を見る限りは黒字になっていて、再建の必要もなさそうですが、利用客の減少も予想され、早めの対応が必要なのかもしれません。
任期は2年ですが、経営者ですから、経営に失敗すれば次はありません。千葉市が大株主になっているので社長といっても経営の自由度は少なそうです。希望者は小論文を提出のうえ、面接試験に臨むようです。
昨日、日本航空が会社更生法の適用を申請し、開始決定が下りました。私はJALの株主でしたが、1週間ほど前に実質的にほとんど紙くず同然で売却し、大幅な損失は被りました。
これも株主責任というもので、自分に世の中の動きを見る目がなかったとあきらめています。高い授業料を払って、いい勉強ができたと思っています。
JALの再建が今後どうなるかは分かりませんが、国鉄の改革と同様を大ナタをふるって、JRのように復活してもらいたいと思います。株主、従業員、利用者、取引銀行、株主、すべてが痛みを分かち合わなければ、再建はないでしょう。
ところで株券は紙くずになりましたが、この株主優待券は期限までは予定通り使えるようです。あと3枚残っているので、せめてこれを利用して、株券の損失を少しでも取り返したいと思っています。その際の旅行記はこのブログでご紹介します。
東京メトロ丸の内線は昔は赤い車体にサインウェーブという曲線のラインが入っていました。三角関数のサインと同じカーブで、丸の内線のシンボルでもありました。
しかし、14年ほど前に新型車両に切り替わったとき、そのサインウェーブは引き継がれませんでした。それが、今回利用客の要望に応えて復活することになりました。
現在の車両の赤いラインの中に白いサインウェーブが表示されるもので、昔とまったく同じというわけではないようですが、うれしい話です。私も地下鉄といえば、まず丸の内線の赤い車両が思い浮かぶ世代ですから、復活されたらぜひ見に行きたいものです。
JR東日本のホームページに「おトクなきっぷの一部見直しについて」という記事が出ています。商品性の見直しはその時々に応じて実施していくのは経営の鉄則ですが、今回はちょっと残念な部分があります。
私が愛して止まない「ぐるり北海道フリーきっぷ」が今年3月で廃止されるのです。このきっぷは、東京からの往復きっぷと北海道内のJR線が全線乗り放題のきっぷで、北海道までは新幹線か北斗星が利用でき、北海道内は特急の指定席乗り放題という大変使い勝手のよいきっぷです。しかも料金が35、700円とこれまた安いのです。
今までこのきっぷを利用して5回ほど北海道に行きました。北海道までの往復に時間はかかりますが、私にとってはそれも楽しみの一つでした。朝一番で大宮を発ち、その日のうちに稚内まで行ったこともあります。北斗星でのんびりと帰ってきたこともありました。
とにかく乗りテツには使い勝手のよいきっぷなのです。利用者が少ないのか、あるいは料金設定が安すぎて、儲けが出ないのかわかりませんが、、残念です。
3月までに長期の休みが取れないので、もうこのきっぷで旅行することもできませんが、何とか復活してもらいたいものです。
私はほとんど日本各地を旅行したことがありますが、鉄道の名所だけを訪れているわけではありません。今回は2年ほど前に訪れた博多のライブハウス「照和」です。西鉄福岡駅前のビルの地下1階あります。。中はとても狭く、3~40人も入るといっぱいになってしまうくらいの狭さです。ステージも3人分くらいの広さしかありません。
しかし、ここからチューリップ、甲斐バンド、武田鉄也、井上陽水、長渕剛などが多くのアーティストが旅立っていきました。写真やサインがいたるところに飾られています。
中では食事もできるようになっています。私はランチ時に訪れましたが、何を食べたかは忘れてしまいました。記念グッズなども販売しています。皆様も一度どうでしょうか。
東西線中野駅で電車の発車を待っていると、前に座っていてオバサンが携帯電話をかけ始めました。とても声の大きなオバサンで会話の内容は丸聴こえですが、携帯電話をかける必要性のある会話内容ではありません。1ヶ所かけ終えると、また別のところにかけ始めました。
車内はガラガラで客は1両に数人しかいません。しかし、いくら車内ががら空きとはいっても、まったく非常識なオバサンです。車内の通話はまったくダメだとは言いませんが、せめて少しは遠慮がちにかけてほしいものです。いい年をして分別のあるはずの年齢の人がこれではイケません。
注意するのも大人気ないので、しっかり写真を撮らせていただきました。車内マナーにご注意を。
タモリは鉄道ファンとして知られていますが、デビュー当時のタモリはデビュー当時のゴダイゴと一緒に地方公演を行っていたようです。お互い駆け出しだったころのようです。その後22年してゴダイゴが再結成されたとき、ゴダイゴがタモリのためだけに「銀河鉄道999」を演奏してくれたというお話です。そんなつながりもあったわけです。
石橋正次の「夜明けの停車場」です。1972年のヒット曲です。夜明けの停車場で女と別れ、一人旅にでる男性の気持ちを歌った曲です。朝のホームだと通勤ラッシュが思い浮かびますが、夜明けの停車場だと一人旅がイメージされます。麻生よう子の「逃避行」も夜明けの駅が舞台になっていて、ひとり旅にでる女性のこころを歌っていました。朝、夜明けは旅立ちに通じます。
この曲を歌っている石橋正次は、最近は見かけませんが、昔は青春ドラマや刑事ドラマによく出ていました。不良っぽいイメージのニヒルな役どころが多かったです。しかし、役者としてだけでなく、このように歌唱力もあったわけです。
奥村チヨの『終着駅』です。1971年のヒット曲です。「♪落ち葉の舞い散る停車場は悲しい女のふきだまり」という悲しげな歌詞が悲しげなメロディーにのって歌われます。どこの駅をイメージして作られたのでしょうか。終着駅に降り立つ、悲しい人生を背負った女性が次から次と降りてくるようです。
車や飛行機をテーマにした曲ではこんな悲しげなものはないでしょう。宮脇俊三さんも言っていますが、これは道路や飛行機に行き止まりがあるかないかということではなく、それだけの味わいを醸し出していないということだと思います。
「停車場」「最終列車」味わいのある言葉です。これからもこういう言葉を大切にしていきたいです。
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