シルバーウイーク絶滅危惧種の旅11(急行きたぐに1)
今回の旅の一番の目的は、この急行「きたぐに」の乗車である。今やJRでは急行列車が激減していて、「きたぐに」以外は「はまなす」「能登」の2本しかない。以前このブログで急行「つやま」が廃止になったことをお伝えしたが、現在残る3本の急行はすべて夜行列車である。
いずれの急行も、北陸新幹線や北海道新幹線の開業により、あるいはその前に廃止される恐れが強いので、それまでに乗っておきたいと思っていた。それとともに、この「きたぐに」に使用されている車両は583系電車寝台でこの車両自体も登場から40年くらい経つ骨董品もので、新幹線の開業よりこの車両の寿命が方が早く来て、「きたぐに」が運行停止に陥る可能性も十分考えられる。まさに鉄道界の絶滅危惧種なのである。
そんなわけではるばる乗りに来たわけだ。急行「きたぐに」は新潟と大阪の間を約8時間で結ぶ夜行寝台電車で、A寝台、B寝台、グリーン車、普通車が連結された10両編成の車両で、かつては大阪と青森を結んでいた時代もあった。昭和47年には北陸トンネルで列車火災事故が起きて、多くの人命が失われるような事故にも遭遇している。
また「きたぐに」に使用されている車両は583系で、夜は寝台特急、昼は寝台を折りたたんで昼行特急として運行されていた時代もあった。東北線、常磐線のはつかり、みちのく、はくつる、ゆうづるなどはそうした列車だった。
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