山万ユーカリが丘線
平成21年6月20日、千葉県佐倉市ユーカリが丘のある山万ユーカリが丘線に乗りに来ました。千葉に引っ越してきたので千葉の鉄道に親しもうというわけです。この線は昭和58年9月に全線開業し、私のその直後の昭和58年10月4日に乗りに来ました。もう25年以上も前の話になります。京成電鉄のユーカリが丘駅を降りると右手に乗り場が見えています。駅前には30階建て近い高層マンションが何棟も建っていて、25年前の面影はまったくありません。
始発駅のユーカリが丘駅に停車中の車両です。いわゆる新交通システム方式で案内軌条の上をゴムタイヤ式の車両が走行するようになっています。車両は3両編成です。私の乗った車両にはこあら3号と書かれています。ユーカリの葉はコアラの大好物ですから、地名にマッチした車両のようです。街中にもコアラのオブジェがいくつもありました。
各車両にドアは一つだけ、座席はロングシートで、天井にラインデリアが設置されています。ラインデリアとは要は縦型の扇風機のようなものです。生暖かい風が吹き出していて、冷房機能はないようです。真夏は大変そうです。
駅を出ると高層マンションの脇を抜けるように進行します。路線は単線でテニスのラケット状のレイアウトになっています。始発駅のユーカリが丘駅がラケットの柄の一番下で、公園駅から左回りで1周し、女子大駅、中学校駅、井野駅を経て、公園駅に戻り、ユーカリが丘駅に戻る運行です。駅名はほとんど普通名詞で、こんな鉄道は珍しいです。そういえば車内のテープの音声もプロではなく、山万の従業員が録音したような音声でした。
乗客は各車両に4〜5人しか乗っていません。一番奥の中学校駅が一番乗降が多かったようです。私は1周し、再びユーカリが丘駅に戻ってきました。ユーカリが丘駅〜公園駅の間は2度乗っているので運賃計算上は公園駅でいったん打ち切る計算になるはずですが、この線では1乗車200円と計算されているようで、ユーカリが丘駅の買った乗車券をユーカリが丘駅の自動改札に投入して下車してもエラーになりませんでした。
25年ぶりの乗車でしたが、街が着実に発展している感じでうれしくなりましたが、前回から25年も経ったかと思うと、時の経過には呆然としました。
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