時刻表1000号
JTBの時刻表が今月号で通巻1000号になりました。私はテツの中でも乗りテツに分類され、さらにその中でも時刻表派に属するもので、時刻表を読んでは旅に出るということ繰り返してきました。そのきっかけはこのブログの中でも何回か紹介している宮脇俊三さんの「時刻表2万キロ」です。その時刻表が今回で1000号を迎えたわけです。私は時刻表を毎月は買っていませんが、この記念号は購入しないわけにはいきません。
発売日の翌日に横浜駅ダイヤモンド地下街の有隣堂書店にいったところ既に売り切れで唖然としました。時刻表派の私が通巻1000号の時刻表を買いそびれたとなると致命的です。その翌日、会社の近くの書店をいくつか回りましたが、どこも売り切れでした。そこでわざわざ東京駅の栄松堂書店まで出かけ、ようやくゲットできました。この書店は鉄道書が充実しているのです。
巻頭に6ページに渡って時刻表と鉄道の歴史が記され、その歩みの長さに圧倒されます。1925年4月に第1号が発売されたようです。私が買った最初の時刻表は1978年4月号で通巻626号にあたります。高校1年生の時でした。その前の春休みに寝台車に乗せてもらい、すっかり鉄道好きになっていたのです。私も時刻表の歴史の3分の1くらいの時を過ごしてきたわけです。
時刻表の面白さはと問われれば、旅行もしないのに実際に旅行した気分に浸れることだと思います。時刻表に書かれた駅はどんな駅だろう、車窓からはどんな景色が眺められるのだろう、この列車はどんな乗客がのっているのかな。想像をめぐらすと思いは尽きません。うまい乗り継ぎを見つけると実際に試したくなります。ただ数字しか出ていない時刻表ですが、楽しさは無限に広がります。なお、時刻表にはJR時刻表というのもありますが、私は昔から慣れ親しんでいるJTB時刻表を買っています。
« エチカ池袋 | トップページ | プルバックトレイン 通勤電車コレクション »
「鉄道関連書籍」カテゴリの記事
- 貨物時刻表(2024.05.23)
- 鉄道ピクトリアル特集「短絡線・連絡線」(2023.12.29)
- 図説鉄道配線探求読本(2023.12.14)
- 時刻表2023年3月号(2023.03.03)
- 宮脇俊三の紀行文学を読む(2022.04.07)
コメント