米子空港駅
2008年7月、羽田空港から全日空機で米子空港に来ました。テツの私が飛行機でここに来たのには訳があります。その1ヶ月ほど前、JR西日本の境港線米子空港駅が開業したからです。単に新駅開業であればこんなところまでわざわざ来ないのですが、この新駅開業と同時に境港線の線路が一部付け替えになり、従来の線路の東側に半円形に張り出し、実質的に新線ができたのと同じ状況になったからです。なぜ、張り出すことになったかと言えば、米子空港の滑走路延長が予定されていて、そのために線路が移設されることになったからです。
米子空港ターミナルから連絡通路を歩くこと約5分、4車線の道路を押しボタン式信号で渡って駅に着きます。駅の手前には線路移設で廃止になった旧線が残っています。すでにレールははがされていますが、バラストはそのまま残っています。飛行機からの乗り換え客は私のほかに、男性の4人グループしかいません。空港連絡駅というと華やかな印象がありますが、ここにはそんなもののかけらもありませんでした。今朝下車した京浜急行の羽田空港駅と比べると、同じ空港連絡駅ながら雲泥の差です。
駅は片側1面のホームで駅舎もない無人駅で、屋根やベンチも少ししかありません。朝9時と言うのに日差しが強く、冷房設備がないのがうらめしく思います。しかし、ホームの前のバラストは真っ白で新しく、新線らしいすがすがしさが感じられます。実際に乗ってみると新線区間はあっと言うまで、わざわざ乗りにくるまでもないと思われる人もいると思いますが、これはこれで私には一つのけじめです。半円形になったことによって、距離が伸びたはずですが、JR西日本では営業キロの変更は行いませんでした。
« 加悦鉄道 再現列車乗車会 | トップページ | 私の好きな駅7 みなとみらい駅 »
「新線乗車記」カテゴリの記事
- 西日本レア鉄道乗り歩き(高師浜線)(2024.06.01)
- 北陸新幹線敦賀延伸+αの旅(北大阪急行延伸区間)(2024.04.29)
- 北陸新幹線敦賀延伸+αの旅(IRいしかわ鉄道)(2024.04.26)
- 北陸新幹線敦賀延伸+αの旅(ハピラインふくい)(2024.04.27)
- ありがとう20系!さよならイベント(葛城山ロープウェイ)(2024.02.19)
コメント