トレインマークの誕生
新橋にある「旧新橋停車場 鉄道歴史資料展示室」で、「トレインマークの誕生」という展示会が平成20年12月9日から平成21年3月29日まで開かれています。私は12月23日に見学に行ってきました。
今から80年前の1929年(世界恐慌の時代)に、不況下の鉄道旅客誘致のため、鉄道省が列車に愛称をつけ、それにあわせたトレインマークを制定したのが始まりです。そのときは、「富士」と「桜」の愛称がつけられ、最後尾の車両に掲出されたのです。
その後、戦時中に廃止されましたが戦後復活、各地の列車に広がっていきました。私の記憶に新しいのは、昭和53年10月ダイヤ改正で特急のトレインマークが文字だけからイラスト入りになったことです。トレインマーク入りの鉄道グッズが数多く発売、頒布されました。会場にも、安田信託銀行の財形信託の販促品のシールがありました。
80周年の記念の年になるわけですが、残念ながらトレインマーク1号の「桜」はすでになく、「富士」も来年3月で廃止されてしまいます。これも時の流れでしょう。
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