門司港トロッコ
赤村トロッコの乗り終えた後、門司港駅にやってきた。2007年10月6日から8日まで期間限定で門司港のめかり公園近くの貨物線跡で、海峡トロッコ「しおかぜ号」というのが運転されるのだ。以前は門司港駅近くの貨物線跡で運行されていたようだが、今回からこちらに場所を移して開催されている。こういった情報は地元以外ではほとんど情報が入らないが、たまたま別件で嘉麻市役所にトロッコフェスタのことを問い合わせたところ、こちらのイベントを教えてもらったのだ。
めかり公園行きの西鉄バスは1時間に1本の運行なので少し時間がある。門司港の駅前では、ちょうどバナナフェアが行なわれていて、バナナの叩き売りの実演やバナナマンなるキャラクターが登場していた。ご存知の通り、門司港はバナナの叩き売りの発祥の地なのだ。
しかし私はバナナではなく、門司港のもう一つの名物の「焼きカレー」を食べることにしていた。駅に一番近い店「ル・カフェ」という店にいった。ちょうどお昼時でほとんど満席だったが、一人なのですぐ席に通された。案内係は、アメリカ人の初老の男性で、カタコトの日本語で私のオーダーをとった。店内の会話の感じでは、厨房を切り盛りしている日本人女性のご主人といった感じ。
「焼きカレー」とは、ご覧のとおり、カレーライスをドリア風にオーブンで焼き上げた料理だ。中央部には卵ものっている。あつあつで、あまり味が感じられないが、ワイン風味のカレーの味付けだった。
昼食を済ませたあと、めかり公園に向かった。門司港駅からは、バスで15分ほどの距離。今年の2月に関門人道トンネルを歩いたが、そのとき乗った路線と同じ。前回は終点の一つ前で降りたが、今回は終点まで乗る。終点でバスを降りるとそこが会場だった。
受付できっぷを購入。運賃は100円。硬券の大型乗車券だった。次の次の便だといわれ、きっぷとともに乗車整理券を渡される。乗り場はそこから20mほど離れた場所。鉄骨を組んだ簡単なものだが、線路を見るとバラストを入れ替えており、力の入れようが分かる。車両は先頭がディーゼルエンジンがついた動力車、中間が3両の車両、最後尾はレールスター(軌道自転車)。前後の車両に係員が乗務しているのは、この線路上を往復運転するからだろう。
順番になり、乗車。車両の構造は、台車は当然鋼製であるが、乗車する部分は木造だった。1、2両目が屋根のないタイプ、3両目は屋根のあるタイプ。私は一番先頭の車両に乗る。全員の乗車が終わると、警笛を鳴らし、いったんバックで発車。ゴトゴトとした乗り心地で風を受けながら進む。100mほど行き、、ポイントがあり、線路が側線が何本か分かれる地点に到着し、停車。ここで進行方向を変える。今度は先ほど乗車したホームを行き過ぎ、200mほど行く。右手には関門橋が見えている。前方に山がせまり、トンネルに入る。トンネルに入るとすぐ内部で停車。ここで再び進行方向を変え、バックでホームまで戻る。所要時間5分ほど。運行距離は資料では800mとあった。
期間限定のイベントで次回いつ行なわれるかわからないが、廃線跡がもっとあるのだから、運行距離を長くしてもらうとよい。どうせなら、門司港駅近くまで行ってもらえればなおよいと思う(そう思っていたらどうも来年あたりそれが実現しそうです)。
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