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2008年12月 1日 (月)

赤村トロッコ

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耶馬溪鉄道の廃線跡サイクリングを楽しんだ翌日、福岡県の赤村トロッコに乗りに来た。2007年10月のことである。赤村トロッコは、工事はほぼ完了したものの開業に至らなかった油須原~豊前川崎駅間の国鉄油須原線の路盤を改良し、そこにトロッコを走らせているもので、地元ボランティアによる運行となっている。平成15年に「開業」した。

 国鉄の油須原線は、筑豊地方の石炭を田川線(現平成筑豊鉄道)経由で苅田港に運ぶために計画された線であるが、完成する頃にはエネルギー革命の進展で必要性が薄れていた。地元が特別運賃制を了承すれば開業する見込みがあったようだが、結局国鉄民営化の動きなどともからみ、日の目を見ることはなかった。しかし、現在では地元の人の協力もあり、こうやってトロッコ列車が走り、一部区間ではあるものの乗車できるようになっている。

 運行日は、基本的には毎月第2日曜日だが、年1回開催される平成筑豊鉄道の「へいちくフェスタ」というイベントにあわせて、今月に限り10月7日も運行されている。10時から運行開始となっているが、混雑が予想されるので、私は前夜、行橋に宿泊し、行橋駅発8時40分で現地に向かった。

  赤駅着9時11分。「へいちくフェスタ」開催される日に限って、全ての列車の運賃が距離にかかわらず100円となっている。本来なら450円の区間なので非常にお得だ。

  既に大勢の客が来ていて順番待ちになるかと心配していたが、同じ列車からは誰も降りず、心配は杞憂に終わった。まだボランティアの人がテントの設営の準備中だった。それでもスタッフの人に尋ねると、私は二人目だという。もうひとりはどこにいるのだろう。

 準備が整うまで、トロッコの車両や路線の様子などを観察しながら過ごす。車両はプッシュプル方式で、前後に1両ずつバッテリーカーがついていて、その間に2両の客車が連結されている。バッテリーカーには屋根もついていない。客車の方は10人も乗ればいっぱいになるほどの大きさで、ちょうちんの室内灯がついている。それでも車輪は前後に2軸づつあるボギー車でなかなか本格的だ。路盤は枕木方式ではなく、コンクリートの路盤に線路が埋め込まれているタイプで路面電車風だ。進行方向に向かって下り勾配になっている。

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 一方赤駅の東側を見渡すと、線路は単線であるものの路盤が広くなっていて、油須原線も実際には、油須原駅からすぐに分岐するのではなく、赤駅から分岐するようになっているのが分かる。もっとも国鉄時代にはこの赤駅は存在していなかった。

 10時に近くなると親子連れの客を中心に、だんだん乗客が増えてきた。しかし大半の客は車で来ているようだ。定刻10時になるとちょうど列車が満員になるだけ乗客が集まって出発。乗車券は画像の通りの硬券で、係員が入鋏してくれる。私は前がよく見えるよう先頭の客車の一番前に座る。なぜか乗客全員に無料でヤクルトが配られる。

 進行方向に向かって下り勾配になっているので、運転士は丸型の手ブレーキを緩めながら発車させる。ゴロゴロとしたトロッコらしいの乗り心地でスタート。路盤がしっかりしているので、音の割りに揺れは少ない。

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 3~4分走ると一つ目のトンネルに入る。トンネル内にはコウモリが生息していて、ボランティアの人がライトで照らしてくれる。子供たちは大喜びだ。トンネルを抜けるといったん停車。年配のボランティアの人が、このトロッコの経緯や周辺の施設のことをアナウンスしてくれる。この近くは、西川峰子の出身地でもあるそうだ。帰りに駅に、西川峰子の地元でのコンサートを知らせるポスターも貼られていた。

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 小休止のあと再スタート。また、トンネルに入る。ここでもコウモリが見られる。こちらのコウモリはトロッコといっしょに飛んでくれて、子供たちはますます大喜びだ。

 トンネルの中に金網が張られていて、ここが終点になるようだ。ここまでが赤村で、この先は隣村になるので、先には進めないとのこと。早く町村合併をしてもらって隣村まで行ってもらいたいものだ。

 ここで進行方向が変わって、赤駅に戻る。上り勾配になるが、バッテリーカーはパワーがあり、それを感じさせない走りだ。

 もっと乗っていたい気がするがあっという間に赤駅に戻り、乗車終了。駅前のテントでは、鉄道グッズなども売られていたので、協力の意味も込めて、トロッコ図柄のタオルを購入。200円という安さ。末永く活躍してもらいたいと思う。

 後日、赤村トロッコのホームページを見ると、当日は263名の人が来て、最大40分待ちだったそうだ。

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