JR九州スタンプラリー20 あそ1962、阿蘇駅
5.あそ1962、阿蘇駅
由布院駅でスタンプを捺したあと、11時41分発の列車でまず大分に向かう。2両編成の真っ赤なディーゼルカーでワンマン運転だ。由布院を発車したときはがら空きだったが、駅ごとに乗客が乗り込んできて、大分に着くころにはかなり込んできた、と言っても50%程度の乗車率。
大分では豊肥本線の豊後竹田行きに乗換、これまた2両編成のワンマンディーゼルカーだった。大分駅で駅弁「ふるさと弁当 大分づくし」を購入、車中で食す。大分県の名産を少しづつ盛り込んだ弁当で、鶏肉のから揚げ、しいたけ、玉子焼きなどに、小ぶりなおにぎりが3つ。竹篭に入っており、見た目もきれいだ。
豊後竹田駅では宮地行きに乗換。今度は1両編成のワンマンディーゼルカーで客は私を含めて6人しかいない。ホームには「荒城の月」の音楽がかかっている。
九州の駅で最も標高が高い波野駅を過ぎると、長いトンネルに入り、それを抜けると阿蘇の雄大な景色が眼下に広がる。15時28分宮地着。
次のスタンプは観光列車「あそ1962」だ。これは豊肥本線の熊本駅と宮地駅とを結ぶ列車で、おととしまではSLで運行されていたのだが、機関車に欠陥がみつかり、昨年からディーゼルカーをリニューアルして運行している。なぜ1962なのかというと、車両が1962年製造だからなのである。私と同じ年なので、親近感がわく。私が生まれた頃から走りづめで、今も現役とは頭が下がる思いだ。
車両は黒塗りの2両編成で、非常にシックな趣き。内部は3分の1ほどのスペースがカウンター風の設備で、残りがボックスシートの座席。茶系統の装飾でウッディ感覚あふれる車内だ。カウンタースペースには自転車も持ち込んで固定できる設備もある。阿蘇の自然を自転車で満喫して、行き帰りにこの列車を利用してもらおうという魂胆らしいが、本日はそのような客はおらず、まったくのフリースペースとなっていた。
スタンプはそのカウンターの一角にある。スタンプの図柄は、この列車そのものだった。カウンターにはこの列車の案内パンフレットもおいてあったので記念にもらってきた。発車前にスタンプを済ませ、定刻15時37分発車。約6分で阿蘇だ。この駅では列車行き違いで9分止まる。この時間を利用して、この駅のスタンプを捺す。私と同じようなねらいの客が3人ほどいた。スタンプの図柄は阿蘇山と阿蘇の高原風景だ。ついでに駅舎も眺める。駅名をローマ字表記した看板が正面にあり、三角屋根のコンパクトな駅舎だ。
左手に阿蘇山を眺めながら、カルデラの中を行く。途中駅立野では、駅進入前にスイッチバックがあり、逆行しながらホームに入る。
2両編成の短い列車であるが、車掌のほかに客室乗務員も乗っていて、車内販売も行なっている。車内は暖房が効きすぎるほど効いているので、アイスもなかを購入。終点熊本には17時21分定刻着。
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