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2008年12月15日 (月)

JR九州スタンプラリー20 臼杵

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昨日、鹿児島中央駅近くのホテルに宿泊した私の今日の第一の目的地は、日南線の志布志である。日南線はスタンプラリーとは直接関係ないが、今までも述べてきたとおり、今回JR九州の全線完乗も達成するつもりなので、志布志に向かうわけである。
 
 鹿児島中央駅前のバスターミナルから、まず鴨池港に向かう。朝7時30分頃、駅前のターミナルに来たが、この駅前のバスターミナルの賑わいに頼もしさを感じた。ひっきりなしにバスがやってきて、どのバスも結構込んでいる。駅前の市電も同様だ。同じ県庁所在地で、今(2007年2月現在)私が住んでいる前橋市は、自動車大国でこれほどのバスの活躍を見ることはない。昨日の指宿枕崎線も込んでいたが、この地では公共交通機関を大事にしようという住民の意識が息づいているのかもしれない。

 私が乗り込んだバスも座席は全部埋まり、立っている人も多い。皆、ICカード式のバスカードを利用している。これも関東地方では見ることがない(同じく2月現在)。県庁前を通り、千葉ロッテマリーンズがキャンプを張っているホテルの前を通り、8時20分鴨池港に着いた。ここから、大隈半島の垂水港までフェリーが出ている。

 8時50分出航。今日もよく晴れていて、左手には桜島がよく見える。波もなく、快適な航海で9時25分、垂水港着。ここから、志布志まではバスにのる。かつては、国鉄の大隈線という線があり、日豊本線の国分からここ垂水を経由して志布志までを結んでいたが、昭和62年に廃止されたのである。

 志布志行きのバスは、フェリーの乗り場前に既に停まっていた。運営の主体は先ほどのフェリーと同じ大隈交通ネットワークという会社。したがって、先ほどのフェリー乗り場でも通しのきっぷを売っていた。バスは路線バスにもかかわらず、観光バスのような片側2人がけのシートだった。フェリーからの乗り継ぎ客が大半で、ビジネス風の人が多い。

 定刻9時40分出発。バスはしばらく錦江湾に沿って走るが、古江から内陸に入る。急な斜面を登り、錦江湾のきれいな眺めに別れを告げる。ところで、このバスは国鉄の大隈線が廃止されたことにより、運行を開始した代行バスであり、基本的に沿線の利用者はそれほど多くないはずであるが、どのバス停でもほとんど必ず乗り降りがある。地元に根付いているということでは非常に喜ばしいことなのだが、乗り降りする人はお年寄りが大半で、皆乗降に非常に時間がかかっていて、時刻が遅れがちである。インターネットで調べてきたバス停の通過時刻と比べて10分前後遅れている。志布志での乗り継ぎ時間は18分あるのだが、バス停と駅は3分くらい離れており、心配だ。志布志発の列車を1本遅らすと、次の列車は2時間も後になり、その後の予定が目茶目茶になってしまうのだ。
途中の鹿屋のバス停では7分ほど時間調整するので、なんとか取り戻せるかと思っていたら、乗客の一人が他の乗客の忘れ物を運転士に届けたりしたので、運転士が営業所にそれをもって行き、結局ここでも10分遅れで出発した。

 この先のバス停でも、ほとんどのバス停で老人たちの乗り降りがあり、しかも出入り口が前に1箇所しかないから、降りる人が降りてから、乗る人が乗るのでますます時間がかかる。両替に手間取ったり、運転士に難しい質問をする人などもいて、遅れはますます広がっていく。お年寄りの乗り降りを手伝ってあげたい気持ちになってきた。地図とバスの時刻表をいらいらしながら眺めていたが、結局志布志のバス停には11時42分に着いた。12分遅れだ。志布志駅まで小走りに進み、志布志線の発車5分前に駅に着いた。ほっと胸をなでおろす。

 11時50分発の列車で、南宮崎に向かう。2両編成の列車は、ほとんどがらがらで出発。広島東洋カープがキャンプをしている油津を過ぎ、城下町で有名な飫肥を通り、鬼の洗濯板と呼ばれる海岸を右手に見て、14時12分南宮崎着。

 昼食をまだとっていなかったので、この駅で「しいたけ弁当」という駅弁を購入。14時27分発のにちりんシーガイア18号に乗る。かつてはつばめタイプの車両で運転されていたが、今はハイパーサルーンで冷遇されている。
 
 駅弁を食べながら、日豊本線を北上する。しいたけ弁当といっても、しいたけメインの弁当ではなく、とりそぼろ弁当にしいたけが4切れほどのっている弁当だ。

 延岡着15時31分。ここでかなりの下車客があり、乗車率は25%ほどになる。ここから佐伯までの区間は宗太郎越えという大分県との県境を越える山深い地域を行く。九州の線区の中でも私がもっとも好きな区間だ。最近の特急は、10分か15分も走るとすぐ停車して、乗っていてもなんとなく落ち着かないのだが、この区間は1時間も無停車で走るので特急らしくこれまた良い。

 スタンプラリーの駅臼杵には17時02分着。これが今日最初のスタンプの駅で、随分遅い時間になった。臼杵は石仏で知られ、駅前にもそのミニチュア版がある。スタンプも石仏そのものだった。

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