国鉄の思い出
国鉄の車両銘板です。車両の連結面に貼り付けられている所有会社を示すプレートで、木の板にボルトで留められています。昭和61年3月9日に旭川駅で購入しました。国鉄の分割民営化まであと1年という時期で、日本国有鉄道を示すものを何かコレクションに加えておきたいと思っていたところ、たまたま旅行中に見つけたのでした。かなりの重さで、なおかつ、まだその後3日ほど旅が続く予定でしたが、迷わず購入しました。その直前に名寄駅で名寄本線(現在は廃止)に乗り終えて、北海道内の国鉄全線を完乗したので、少し気が大きくなっていたかもしれません。
改札脇にコーナーが設けられ、中年の国鉄職員が販売していました。価格は2000円くらいだったと思います。現在では、JRによる関連事業への進出には目覚しいものがあり、特に流通・物販事業は花形ですが、当時は余剰人員となり本業を与えられていない職員が売店などで研修を積まされるなどされていたようです。私が買った職員もこういった人だったのでしょう。ひょっとすると彼自身がこのプレートを作成したのかもしれません。
どの車両についていたものかも分かりませんが、昔「日本国有鉄道」という組織があったことをいつまでも忘れさせない、私にとっては大切なコレクションです。無理をしてでも買っておいてよかったと思います。
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